ナビタイム、AIとARで安全運転を支援するドラレコアプリ「AiRCAM」提供
ナビタイムジャパンは、AIとARを搭載したドライブレコーダーアプリ「AiRCAM」をリリース。AIによるリアルタイムの画像解析や、ARを活用した直観的な注意喚起で安全運転を支援する。
ナビタイムジャパンは、3月19日にAndroid向けドライブレコーダーアプリ「AiRCAM(エアカム)」をリリースした。
本アプリは交通事故や交通違反の削減を目的として開発し、搭載したAIとARで安全運転を支援。走行中は映像や走行データを記録し、AIがリアルタイムに画像解析をして危険や交通違反につながる運転に対し警告表示・警告音で注意喚起する。
見落としやすい一時停止やオービスなどの場所をドライブレコーダー画像へARで表示して交通違反や速度超過を抑制。AR機能はARCore対応端末でのみ利用できる。
さらに、AIがドライブレコーダー画像から運転を分析し、一時停止、歩行者優先、安全な速度、安全な車間距離などの安全運転を行うと「HAPPY DRIVEポイント」を付与。ポイントをためると景品抽選への応募が可能となる。
本アプリでは、同社独自AIモデルが録画中のドライブレコーダー映像をリアルタイムに解析して前方車両、周辺車両、歩行者、横断歩道などを検知。それらを地図データやGPS、センサーなどと組み合わせ、車間距離の表示や車両接近時の警告や通行帯・速度超過違反警告などへのアラート、歩行者優先や譲り合いを行ったかどうかを判定して安全ポイントを付与する機能を実現している。
ナビゲーションアプリで培った地図データやGPS、センサー技術を応用し、必要なときのみAIモデルを稼働させて処理を必要最小限に抑制。システムの負荷を分散するため、スマートカメラの管理技術やクラウド・エッジ間通信技術を応用し、画像分析処理をスマートフォンとクラウド間でリソースを割り当ててデータ転送量の削減や転送遅延時間、クラウド通信コストの削減も行っている。
アプリのダウンロードは無料で、2021年5月31日まで全ての機能を無料提供する。今後は運転診断機能やナビゲーション機能などを追加し、一部機能は有料となる予定。iOS向けアプリも開発を検討している。
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