「ドコモテレビターミナル02」がOSバージョンアップ Android 10に Dolby Visionにもようやく対応
NTTドコモが、「ひかりTV for docomo」用として販売しているセットトップボックス(STB)のOSバージョンアップサービスを開始した。バージョンアップと合わせて、「Dolby Vision」規格に準拠したHDR表示にも対応する。
NTTドコモは3月25日、住友電気工業製セットトップボックス「ドコモテレビターミナル02」のOSバージョンアップサービスを開始した。バージョンアップ後のOSは「Android 10」となる。
OSバージョンアップに伴い、発表時に対応するとされていた「Dolby Vision」規格のHDR(ハイダイナミックレンジ)表示に対応する。ただし、OSバージョンアップを適用した後、本体を再起動しないとDolby Vision出力を有効化できない。なお、「HDR10」「HLG」規格のHDR出力には発売当初から対応している。
その他、より快適に利用できるようにするための改善や、セキュリティパッチの更新(2021年1月)が行われる。
更新方法
ソフトウェアの更新は手動で行う。本体設定画面を開き、「デバイス設定」→「デバイス情報」→「ソフトウェアアップデート」と進めばよい。ただし、筆者の手元にあるドコモテレビターミナル02では、スリープの解除時に自動でバージョンアップが始まった。
アップデートの所要時間は約13分だが、本体の状況によってはより長い時間を要する場合もある。アップデート後は、ドコモが「docomo Application Manager」経由で配信する一部のソフトウェア(「ひかりTV for docomo」アプリなど)も更新する必要がある。こちらは原則として自動で案内が出るはずなので、その指示に従おう。
Google Playストアからダウンロードしたアプリも、バージョンアップに伴い更新が必要なこともある。ストアアプリからアップデートがないかどうかチェックしよう。
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