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Xiaomi「Mi Mix Fold」は折りたたみなのに安い? ライバル機にはない独自機能も(2/2 ページ)
Xiaomiの折りたたみスマートフォン「Mi Mix Fold」は、閉じると6.52型、開くと8.01型のディスプレイを利用できます。SamsungやHuaweiの折りたたみスマートフォンよりも価格は安く設定されています。独自機能としてPCモードも搭載しています。
さて、Mi Mix Foldはこの開いた状態で2つのアプリを同時に起動できますが、これは先行各社の折りたたみスマートフォンでも搭載している機能です。Mi Mix Foldは差別化のため、PCモードを搭載しました。これは一部のAndroidタブレットでも搭載されている、PCのデスクトップのようにアプリをマルチウィンドウで利用できるモード。起動するにはMi Mix Foldを開いて横向きにし、指先3本で横にスワイプします。
PCモードではWindows PCのように画面下にあるツールバーから各種操作を行えます。画面左隅をタップしてアプリを選択したり、よく使うアプリはデスクトップへアイコンを配置できます。
複数アプリのマルチウィンドウ表示はSNSをやりながら動画を見て検索を行う、といった操作ができるわけです。なお、アプリによってはウィンドウがスマートフォンサイズのままの(横幅を変更できない)ものもありましたが、8.01型のディスプレイなら十分でしょうか。この機能は今後他社の折りたたみスマートフォンだけではなく、7型クラスの大画面スマートフォンにも搭載が進むかもしれません。イノベーションとコスパを両立したMi Mix Fold、中国だけではなくハイエンドモデル志向の高い日本でも出してほしいですね。
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