まとめ

ドコモケータイを振り返る 50xシリーズで高機能化が進み、FOMAが3Gの普及を後押しITmedia Mobile 20周年特別企画(3/3 ページ)

ITmedia Mobileの20年を振り返る企画として、国内キャリアが2001年から2020年に発売した主要な「ケータイ」「スマートフォン」をピックアップしてまとめた。第1回はNTTドコモのケータイだ。iモードの対応機種「50xシリーズ」や、3Gサービス「FOMA」の普及に貢献した「90xシリーズ」を中心に紹介する。

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スマートフォンが登場し、Androidを搭載したケータイも

 2008年秋から、ドコモは型番ルールを変更する。現在も続く、メーカー名と数字、そして年度ごとに変わるアルファベットを組み合わせた型番に。また、機能やコンセプトに応じて「STYLE series」「PRIME series」「SMART series」「PRO series」で分類した。

 この頃からスマートフォンが増え始め、従来型のケータイのラインアップは減っていく。多機能なスマートフォンに対し、ケータイは機能を抑え、通話メインの端末として絞り込まれていった。

 また、従来型ケータイ向けのOS開発が停滞していったこと、対応するプロセッサの製造終了などにより、次世代移動通信システムへの対応が難しくなり、Androidを採用したケータイの開発も始まった。これらはデザインや使い勝手は従来型ケータイ(ガラケー)、OSがスマートフォン(スマホ)ということで「ガラホ」と呼ばれることもある。

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 ドコモでAndroidを搭載した従来型ケータイは、2015年に発売された「AQUOSケータイ SH-06G」と「ARROWSケータイ F-05G」から。スマートフォンが普及する中で従来型ケータイはシェアを減らしているが、通話重視のユーザーから根強い人気があり、4GのLTEに対応したケータイの新モデルが、年1回程度はリリースされている。


arrowsブランドで初のケータイ。Android 4.4を搭載していた
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