Amazonが「Echo Show 15」を発表 15.6型フルHD液晶搭載で2万9980円 米国では2021年後半に発売:壁掛けもOK
Amazonが、スマートディスプレイ「Echo Showシリーズ」に15.6型モデルを投入する。より高速化した機械学習プロセッサを活用して、音声に加えて映像でもオンデバイス処理で個人認識が可能となり、個々人に最適化されたウィジェットやコンテンツを自動表示できるようになった。
Amazonは9月28日(米国太平洋夏時間)、15.6型スマートディスプレイ「Amazon Echo Show 15」を発表した。米国(Amazon.com)における販売価格は249.99ドル(約2万7800円)で、2021年後半に発売される予定だ。カウンタースタンドやキャビネットマウントは別売となる。日本(Amazon.co.jp)では2万9980円(税込み)で販売される予定だが、発売時期は未定となっている(通知メールの登録を受け付けている)。
Echo Show 15の概要
Echo Show 15は、Amazonのスマートディスプレイ「Echo Showシリーズ」の中では最大となる15.6型のフルHD(1920×1080ピクセル)ディスプレイを搭載している。卓上での利用はもちろん、壁に掛けて利用することも可能で、横向きはもちろん縦向きでも利用できるユーザーインタフェース(UI)を備えている。ただし、先述の通り、カウンタースタンドやキャビネットマウントは別売となる。
主要な動画/音楽ストリーミングサービスにも対応しており、大型かつ解像度の高いディスプレイで映像をより楽しめることが魅力だ。
搭載する自社開発の機械学習プロセッサ「Amazon AZ2」は、先代(Amazon AZ1)と比べると22倍の処理パフォーマンスを備えているという。これを生かして、Echo Show 15では音声認識に加えて映像認識もオンデバイスで実現している。
カメラは約500万画素で、ビデオ通話や見守り、新たに搭載された人物認識機能「Visual ID」で利用できる。使わない時は、物理的なシャッターでふさいでおくことも可能だ。
Visual IDを使うと、Echo Show 15の目の前に立つだけで個々人に最適化されたホーム画面を表示できる他、音声データに映像データを掛け合わせることで音声による個人認識をより正確に行えるようになるという。
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