デュアルSIM対応の「Xperia 5 III」が香港で発売、価格は約11万円:山根康宏の海外モバイル探訪記
香港でもソニーの「Xperia 5 III」が12月に発売されました。Xperia 10 IIIやXperia 1 III同様、香港発売モデルはSIMロックフリーのデュアルSIM対応です。Xperia PRO-Iも発表されたことから、香港ではXperia人気が急上昇している印象を受けます。
香港でもソニーの「Xperia 5 III」が12月に発売されました。Xperia 10 IIIやXperia 1 III同様、香港発売モデルはSIMロックフリーのデュアルSIM対応です。Xperia PRO-Iも発表されたことから、香港ではXperia人気が急上昇している印象を受けます。Xperia 5 IIIも10月下旬から既に家電量販店やキャリアで展示が始まっており、1カ月以上も前から予約を受け付けていました。
日本の発売から約1カ月遅れての登場。既に香港では中国や日本からの輸入品も一部ショップが独自に販売していましたが、やはり安心して使える正規販売品が出てきてから、Xperia 5 IIIへの注目度も高まっていると感じます。
Xperia 5 IIIはXperia 1 III、Xperia PRO-Iのマットで落ち着いたデザインと比べると光沢感ある仕上げとしており、同じXperiaシリーズの中でもイメージを大きく変えています。それでいてSnapdragon 888を搭載したハイスペックモデルですから、普段使いするには十分すぎる性能。他社の10万円クラスのモデルと比べても十分競争力があります。
香港のXperia 5 IIIの価格は7599香港ドル、約11万1000円です。ちなみにXperia 1 IIIは9299香港ドル(約13万6000)から、Xperia 10 IIIは3499香港ドル(約5万1000円)、さらにXperia PRO-Iは1万2999香港ドル(約19万円)。これが2021年12月時点での香港の各モデルの価格です。
現行のXperiaはハイエンドモデルでもイヤフォン端子を備えているのが大きな特徴です。音楽を聴くだけではなく動画撮影時に有線マイクを使うケースも多く、ビデオカメラとして使うときにこれは便利と筆者は個人的に感じています。縦方向に長いボディーのため、端子を内蔵しやすい形状なのでしょうが、今後のモデルにも引き続き搭載を続けてほしいもの。
デュアルSIMに関しては香港では必須機能であるため当然の対応ですが、そろそろeSIMへも対応してほしいところ。日本ではeSIMに対応した「Xperia 10 III Lite」が登場していますが、これはeSIMのテスト搭載モデルという位置付けかもしれませんね。2022年のXperiaシリーズにはそろそろeSIMが搭載されるのかもしれません。
カメラはXperia 1 IIIとほぼ同等。リアルタイムトラッキングなどはありませんが、高画質な写真が撮れるという点では性能は十分です。
生まれ変わったXperiaシリーズが登場して第3世代目となり、それぞれの製品の個性も明確にアピールされるようになりました。「どのXperiaを選ぼうか」と、香港の消費者も4製品を楽しみながら選択できるようになってきたと思います。じわじわと存在感を高めている香港のXperiaの今後の展開も楽しみです。
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