「iPhone SE(第3世代)」が“実質1円”で販売中 なぜここまでiPhoneが優遇されるのか?(2/2 ページ)
3月18日に発売された最新の「iPhone SE(第3世代)」が、早速「実質1円」で販売されています。実質価格は2年後の返却が前提となっています。これだけiPhoneが手厚く販売されている背景には、日本独自の理由が考えられます。
激安iPhoneが転売の温床に
また、キャリアがiPhoneをばらまく現状は転売屋の温床となっていることも指摘されています。事実、Twitterで「iPhone 一括」などのワードで検索するとセール中の店舗情報が交換されている様子やiPhone目当てで家電量販店に行列ができる様子、そして2人で複数台のiPhoneを購入してフリマアプリで販売されていることが分かります。
転売屋が横行していることはもちろん販売店も承知しており、1人1台までといった制限が課されている事が多いものの、インターネット上には制限の緩い店舗の情報が出回っており、転売対策があまり有効ではありません。それどころか、MNP転出元の回線利用実績や過去の家電量販店利用実績のチェックといった過度な転売対策によって、転売の意図がなくても契約を断られることもあります。
iPhone SE(第3世代)はスマホデビューにオススメ
さまざまな問題があるとはいえ、消費者からすると人気機種が安く手に入るのは魅力的です。
今回割引が確認されたiPhone SE(第3世代)はiPhone 13シリーズと同じ最新のA15 Bionicチップを搭載した一方で、クラシカルな4.7型ディスプレイやホームボタンなどクラシカルな仕様としたことで価格を抑えたモデル。5Gにも対応しており、安くて小さいスマホが欲しい人や、スマホデビューする人におすすめです。
店頭で割引販売されているiPhone SE(第3世代)は端末の単体購入でもApple Storeより安くなっています。キャリアでスマホを購入する人や少しでも安く購入したい人は是非店頭でのセール品を探してみてはいかがでしょうか。
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