子供向けのスマートフォン、iPhoneとAndroidのどちらを選ぶべき?:子どもとスマホの付き合い方(2/2 ページ)
子どもに与えるスマートフォンをiPhoneにするかAndroidにするかは悩ましいところです。新しいスマホを買う、中古スマホを買う、親のおさがりを渡すなどの選択肢もあります。さらにキャリアかMVNOかも悩みどころでしょう。
スマホは新品にする? キャリアはどうする?
新品のスマホか、中古のスマホかはご家庭の状況や使い方によります。ちょうど親が買い替えようと思っていたのなら、今まで使っていたスマホを譲ってもいいですね。例えば、スマホは家のWi-Fiでしか使わせないといった場合、バッテリーの持ちが悪くなっていても、それほど影響はありません。ただし、親のスマホを譲る際には、キャリア決済情報などを全て消去しておきましょう。子どもが誤って課金してしまう事例が頻発しています。
通信回線を3キャリアかMVNOにするかも迷いどころです。3キャリアの格安料金プランも若者をターゲットにしています。まずは家族が契約しているキャリアで、初めてのスマホキャンペーンや家族割などの割引プランを確認し、試算してみましょう。
子どもの場合はWi-Fiでの運用がメインになることが多いので、データ通信量は少なめでも足りると思います。キャリアメールが必要になるケースは少なく、通話もLINEなどのアプリで行うため、あまり電話を使いません。となると、MVNOや格安料金プランで事足りる人も多いかと思います。
トーンモバイルは見守りを重視した端末やプランを用意しています。トーンモバイルでは、ドコモショップで「TONE for Android」とスマートフォンの「TONE e21 rev.2」をセット販売しています。iPhone向けプランの「TONE for iPhone」も提供しています。
TONE for AndroidとTONE for iPhoneは、アプリ制限やGPS見守り機能、自画撮り防止機能を持つ上に、特定の場所で端末をロックする「ジオロック」と、特定の時間帯で端末をロックする「端末時間制限」も備えています。トーンモバイルは独自の見守り機能を提供しているので、一度チェックしておくといいでしょう。
筆者の場合、我が子のスマホデビューは中古スマホショップでiPhoneを購入し、MVNOのSIMで運用しました。その後、iPhoneは買い換えましたが、同じSIMを使い続けています。高校生でも特に支障はないようです。
スマホ選びは、ご家族のスマホの状況によって大きく変わります。どのスマホが我が子向けなのか、価格も含めて検討してみてくださいね。次回はフィルタリングについて、さらに詳しくお話したいと思います。
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