超小型アクションカメラ「DJI Action 2」で遊んでみた 自由度が高く画質も良好 注意点は?(4/4 ページ)
ウェアラブルカメラのポイントは「いつでもどこでも、誰でもさっと撮れる」こと。自由自在であることが大事だ。そこにさまざまなわがままを付け足すことでリッチになっていくわけだが、それを受け入れてくれるのが「DJI Action 2」だ。
熱に注意して使えば最強のウェアラブルアクションカメラかも
最後に別売りのマクロレンズも使わせていただいたのでその報告も。マグネットでカシャンとくっつくマクロレンズ。これは延長ロッドとの相性がいい。こんな風に被写体に簡単に近寄れるからだ。
さて結論。
この手のウェアラブルなアウトドアカメラならではの自由度がすごくいい。アイデア次第でいろいろなところに付けられる。手ブレ補正や水平補正機能のおかげでかなりラフに撮れる。しかも画質もいい。写真の画質も超広角カメラとして十分使えるレベルだ。
弱点は熱。今回、気温30度を超える日に胸に付けて撮りながら歩いていたら、温度が上がって録画が止まってしまった。
特に4K動画を撮っていると熱を持ちやすい。自転車に付けているときはいいんだけど(空冷状態だし)、胸に付けているときは気を付けたい。
ウェアラブルで使う……つまり撮影中は画面を見ないのであれば、設定で「録画時の画面オフ」を最短の3秒(つまり録画をはじめて3秒後には画面が消える)にする、クイッククリップモードを使って(特に4Kで撮るときは)1つ1つのクリップを短くするのはおすすめだ。
長回ししたいときは動画の解像度を「1080P(省電力モード)」にするのも手だ。画質はちょっと落ちるが、発熱やバッテリーの消費が抑制され、長時間の連続録画ができる。
ただし、今回は間に合わなかったが、購入すると専用の「磁器保護ケース」がプレゼントされる。これを装着するとカメラを保護する上に、耐熱性が上がり、より長く撮影できるようになるそうなので有効活用したい。特にこれから夏が来ることだしね。
熱を持ちやすいことを考慮しても、楽しさや自由自在さとクオリティーを両立させたウェアラブルな動画カメラとして、特に旅のおともやVlog用としておすすめ。工夫次第でいくらでも遊べそうだ。
モデル:長谷川実沙
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