コラム
iPhone 14 Proのカメラが「4800万画素」になって変わること 広がるiPhone 14との差(2/2 ページ)
iPhone 14とiPhone 14 Proではカメラ性能に差がつけられているのだが、その差がより広がった。大きな違いは、iPhone 14 Proのメインカメラが4800万画素になり、クアッドピクセルセンサーを採用したこと。高画質の2倍ズームが利用できるようになった。
アクションモードは使ってみたい
動画は新たに手持ちで走り回ってもぶれないアクションモードを追加。デモを見た限りでは、その分画角は狭くなるけれども、補正能力は高そうだ。
もう1つチェックしたいのはシネマティックモード。シネマティックモードが4Kの30fps対応になった(今まではフルHD止まり)のは大きいのだけど、個人的には映画と同じ24fpsにも対応したのはいいと思う。より映画っぽい感じになりそうだ。
アクションカメラ的な使い方にも対応する強力な手ブレ補正とか、クアッドピクセルのセンサーは既にAndroid機で採用されていることから目新しさはないかもしれないけど、目新しい技術よりも技術を料理する腕や見せ方がうまいのがAppleなので、期待したい。
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で、話は最初に戻るけど、今回一番目立ったのはやはり、4800万画素のクアッドピクセルセンサーの採用だったなぁと思う。カメラに関していえば、iPhone 14はちょっと地味で、Proモデルとの差が前モデル開いちゃったと感じたのである。やっぱりiPhoneで一番大事なのはカメラだぜ、という人は、多少高価でも、円安で財布が苦しくてもiPhone 14 Proを選びたくなるのではないだろうか。
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