調査リポート

シニアがスマホを利用するきっかけになったは「3G回線の終了」 MMD調査

MMD研究所が「第2弾 2022年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」の結果を発表。スマホを利用し始めたきっかけはコミュニケーションツールで、検討理由上位は「3G回線の終了」となった。

 MMD研究所は、9月30日に「第2弾 2022年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」の結果を発表した。対象はスマートフォンメイン利用者500人、スマートフォン利用検討者500人、スマートフォン利用未検討者500人で、調査期間は9月2日~9月5日。

 スマートフォンメイン利用者500人に利用するメリットについて複数回答で聞いたところ「LINEなどのコミュニケーションツールを楽しめる」が48.6%、「地図、ナビゲーションを利用できる」が44.8%、「気軽にインターネットを楽しめる」が44.0%となった。また、スマートフォンを利用し始めたきっかけ(複数回答)は「LINEなどのコミュニケーションツールを使いたかったから」が24.6%、「家族に勧められたから」が23.8%、「地図、ナビゲーションを利用したかったから」が20.6%となる。


スマートフォンを利用するメリット

スマートフォンを利用し始めたきっかけ

 スマートフォンを利用したいと思ったきっかけ(複数回答)は「3G回線が終了した、またはもうすぐ終了するから」が27.6%、「地図、ナビゲーションを利用したかったから」が23.6%、「災害などの際に持っていた方がいいと思ったから」が21.8%となった。

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スマートフォンを利用したいと思ったきっかけ

 一方、スマートフォン利用未検討者が乗り換えを検討しない理由(複数回答)は「PCを持っており、それで十分だから」が53.2%、「通信料金が高そうだから」が36.6%、「今使っている携帯電話の機能で十分だから」が32.6%となった。


スマートフォンへの乗り換えを検討しない理由

 スマートフォンのメイン利用者と利用検討者へ、契約したまたは契約を検討しているチャネルについて聞いたところ「オンライン」はメイン利用者が21.0%、利用検討者が14.6%、「店頭」はメイン利用者が79.0%、利用検討者が85.4%となった。検討している店舗について、メイン利用者は「キャリアショップ」が56.2%、「街の携帯電話ショップ」が24.1%、「家電量販店」が18.2%となった。利用検討者は「キャリアショップ」が46.4%、「街の携帯電話ショップ」が39.3%、「家電量販店」が13.8%となっている。


ススマートフォンを契約した/契約を検討しているチャネル

店頭で契約した/契約を検討している店舗

 スマートフォンで利用経験のあるサポート(複数回答)は「電話で分からないことを聞く」が17.6%、「簡単な使い方の冊子の確認」が15.8%、「サイト上のQ&Aコーナーで分からないことを確認」が15.2%。利用検討者が期待するサポートは「簡単な使い方の冊子の確認」が38.2%、「自分の使い方を伝えるとスタッフが最低限の設定をしてくれる」が31.2%、「電話で分からないことを聞く」が30.0%となった。


利用経験のあるサポート

 スマートフォンの利用未検討者のうち、48.6%が「求める条件や製品があればスマートフォンに乗り換え・新規契約しようと思う」と回答。乗り換えようと思う条件(複数回答)は「月々の通信料金が安い」が60.9%、「月々の通信料金がシンプルで分かりやすい」が49.4%、「端末の価格が安い」が45.7%となった。


どのような条件や製品であれば乗り換えようと思うか

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