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「iOS 16.1.2」配信 「衝突事故検出」の最適化ほか、セキュリティ関連もあり
Appleが「iOS 16」のマイナーアップデート「16.1.2」をリリースした。「iPhone 14」シリーズの「衝突事故検出」の最適化などが行われる。セキュリティ関連の更新も含まれる。
米Appleは11月30日(現地時間)、「iOS 16.1.2」の配信を開始した。9日配信の「iOS 16.1.1」に続くマイナーアップデートで、今回はiPadOS向け更新はない。
Appleのリリースノートによると、アップデート内容は以下の通り。
- ワイヤレス通信事業者との互換性の改善
- iPhone 14とiPhone 14 Proモデルでの衝突事故検出の最適化
衝突事故検出については10月、「iPhone 14」シリーズと最新のwatchOS搭載Apple Watchに搭載した新機能「衝突事故検出」が、遊園地のジェットコースターに乗ったユーザーのデバイスから911(日本の110番に当たる米国の番号)にダイヤルしてしまっていると報じられていた。
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「重要な」セキュリティ関連の改善もあるようだが、本稿執筆現在、「詳細は後日追記予定」となっている。
Appleは12月1日、「iOS 16.2」と「iPadOS 16.2」の新たなβ(beta 4)をリリースしており、これらが年内に正式版になる可能性もある。
【12月14日UPDATE】Appleは12月14日のiOS 16.2の配信と同時に、「詳細は後日追記予定」としていたセキュリティ更新についての詳細を追記した。
それによると、、対象モデルはiPhone 8以降で、悪意のあるWebコンテンツを処理すると、任意のコードが実行される可能性があるというもので、この問題は「積極的に悪用された可能性があるという報告を認識している」という。
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