スマホと光回線をまとめて節約しよう 携帯キャリア別オススメの組み合わせはコレだ!(4/4 ページ)
4月からの新生活を控え、スマホの料金プランだけでなく引っ越しで自宅の光回線を契約する人もいるだろう。今回はスマホとセットで契約するとより安く利用できる光回線を紹介する。
新生活、スマホ料金と光回線の両方を新しい物に切り替えたい
最後に、1人暮らしなど少人数で光回線とスマホをとにかく安く利用したい場合だ。1人で安さを求める場合は、セット割引を気にせずにスマホの格安プランと、安さ重視で光回線を選んだ方が安くつくことが多い。光電話とも呼ばれる固定電話サービスが不要ならなおさらだ。
安さを追求するならKDDIの「povo」も検討したい。オンライン契約・手続き専用のプランで、維持費が月額0円。通信量が必要になったらトッピング購入という前払いタイプとなる。トッピングの追加が面倒だが、その分無駄な支払いを抑えられる。スーパーや飲食店で通信量がたまる「ギガ活」をメインに使うこともできる。留守電や現在は海外データ通信利用にも非対応だが、海外用の各社eSIMやレンタルモバイルルーター、現地SIMを契約できる知識のある人なら問題ないだろう。
国内・海外で通話や通信をある程度利用するならahamoがいい。基本オンライン契約・手続き専用のプランだが月額2970円で通信量20GB、通話が1回あたり5分まで無料。さらに、海外の対応国でのモバイルデータ通信を追加料金なしで利用できる。なお、通信量の繰り越しと留守電には対応しない。
通信量と通信の快適さを重視するなら、通信量が多く繰り越しも可能なUQ mobileも選択肢に入る。光回線とのセット割引の自宅セット割で割引を受けられ、対応する光回線サービスを契約できない場合も、電気料金をauでんきに変えれば割引対象になる。既に光回線サービスを契約済みの場合でも利用しやすい。
通話料の安さを重視するならOCN モバイル ONEや「HISモバイル」など、スマホの標準アプリのまま安い通話料や定額通話オプションで利用できるMVNOの格安SIMが便利だ。楽天モバイルも選択肢に入れていいだろう。全国エリアを構築中なのと専用アプリ「Rakuten Link」が必要という欠点はあるが、国内通話を無料で掛けられるのは魅力だ。
光回線サービスについて、まずは月額料金が安く、ネットや店頭契約で実施されている割引やキャッシュバックの金額が大きいサービスを探そう。2年契約などの条件つきや、固定電話サービスを契約しなければ、集合住宅の場合は月額3000円台、持ち家の場合も月額4000円台で契約できることが多い。これにキャンペーンの割引やキャッシュバックを加えると、最初の2年間は実質価格をかなり抑えられる。
マンション設備で安価、または無料のインターネット回線があればそれも確認しておきたい。家賃や追加費用割高ではなく、快適に使えるなら利用しない手はない。ただ、1Gbpsの回線を複数戸で共有するなどいくつかの方式があり、快適さは物件によって異なる。あまり快適ではなかった時に備えて、物件契約前にNTT東西をはじめとする他社の光回線のサービスも契約できるのかは確認しておきたい。
近年はテレワークやモバイルワークが浸透し、自宅中心の生活や、外出先のシェアスペースで仕事をする機会が増えた。自宅中心の生活ならスマホと一緒に光回線サービスも見直し、より安い通信費で生活や仕事のパフォーマンスを上げられるよう工夫しよう。
関連記事
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天の「光回線サービス」は何が違う? お得度と注意点まとめ
2022年も下半期に入り、引っ越しのためにインターネット回線を引く必要が生まれた人も大井だろう。さまざまな事業者がインターネット回線を提供しているが、MNOキャリア4社の光サービスはどんなサービスを提供しているだろうか。楽天モバイルを固定回線として使ってみた 「月額3278円で使い放題」は圧倒的に安いけど注意点も
これから1人暮らしを始める人は、光回線を引くよりも楽天モバイルを使った方がいい場合があります。筆者も実際に楽天モバイルを光回線の代わりとして使用し、メリットが大きいと感じました。何と言っても月額3278円(税込み)でデータ通信使い放題は、他社にはない魅力です。自宅での固定回線代わりになる? 通信制限が緩和された「WiMAX +5G」を徹底的に試してみた
2月1日から通信制限が緩和されたUQコミュニケーションズの「WiMAX +5G」。本当に自宅の固定インターネット回線代わりに使っていいものかどうか、自宅の光回線とつなぎ替えて“いつも通り”に使うことで検証してみましょう。ドコモの「5Gギガホ プレミア」から「ahamo大盛り」への移行を“真剣”に検討してみた
筆者のメイン回線はNTTドコモの「5Gギガホ プレミア」なのですが、容量無制限であるメリットを生かし切れていないような気がします。では、月間100GBの「ahamo大盛り」ならどうなのでしょうか。検討してみました。月間100GB「ahamo大盛り」を契約してみて分かったメリットとデメリット
ahamo大盛りを1カ月間利用したとき、どれくらいまでデータ量を使うのだろうか。1日ごとのデータ消費量、そして使用アプリ・ソフトウェアについても可能な限り掘り下げた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.