realmeの「コカ・コーラスマホ」には秘密のオマケも付いている 開封レポート:山根康宏の海外モバイル探訪記
realmeの最新モデル「realme 10 Pro」にはコカ・コーラモデルが登場しています。パッケージが大きく、限定のコカ・コーラ瓶が入っているのかな、と思わせるほどのサイズです。開封すると、スマホ以外に秘密のグッズも入っています。
中国メーカーはさまざまなブランドとのコラボモデルを出していますが、realmeの最新モデル「realme 10 Pro」にはコカ・コーラモデルが登場しています。メーカーの開発者側も楽しんで作っていると思われる出来のこのモデルを見てみましょう。
まずはパッケージがかなり大きいです。スマートフォンだけを入れるパッケージなのになぜここまで大きいのかは不明。もしかして限定のコカ・コーラ瓶が入っているのかな、と思わせるほどのサイズです。
開封するとrealme 10 Proのコカ・コーラモデルのパッケージが見えます。そして右側には何かが入っているようですね。わざわざもう一段階ステップを踏まないと出てこないだなんて、何やら秘密のグッズなのでしょうか?
右側を開けてみると、赤い謎の物体が入っています。実はこれ、realmeの公式キャラクターである猫型ロボット「realmeow」。それをコカ・コーラのガラスボトル風に仕上げたフィギュアなんです。最初のパッケージの上蓋の内側にもイラストが描かれています。
コカ・コーラのロゴも入ったrealmeowのフィギュア、ガラスに見えますが実際は透明樹脂製でした。realmeはこの公式キャラクターを最近はあまり活用していないように思えるのですが、realmeのコアなファンならこんなコラボ限定フィギュアは大歓迎なのかもしれません。筆者も実は隠れrealmeowファンなので欲しくなってしまいました。
さて、realme 10 Proのパッケージを取り出してみます。パッケージの大きさは標準版と同じだそうです。中身を見るとステッカーなどが入っている他、中箱の表面をコーラ瓶の形に切りぬくと説明書などが入っていました。
特に感心したのはSIMカードスロットを抜き出す「SIMピン」の頭の部分が王冠の形になっていること。ここにrealmeのロゴが入りますが、これはCocaColaにしてほしかったかな。まあブランドコラボでもできる部分と出来ない部分があるのでしょうね。後ろにうっすらと見えるように付属のステッカーもrealmeow柄のものになっています。
realme 10 Proのスペックは、プロセッサがSnapdragon 695 5G、ディスプレイは6.72型(1080×2400ピクセル)、カメラは1億800万画素と深度測定用の200万画素。バッテリーは5000mAhです。性能的にはエントリーとミドルレンジの中間ですが、これまでの同クラスの製品は5000万画素を搭載する例が多く、realme 10 Proではついに1億画素を搭載してきました。今後、低価格モデルのカメラ画質も上がっていくのでしょう。
本体にはコカ・コーラの専用テーマが入っており、壁紙はコーラのイメージ。アイコンも専用のものになっています。外装だけではなくテーマもしっかり作り上げるのが中国メーカー各社のコラボモデルの大きな特徴です。
側面にもさり気ないこだわりが見えます。右側面の下部を見ると「CocaCola」のロゴが入っていますね。こうした「本物感」がコラボモデルには重要です。
そして背面には、赤と黒のツートンカラーに大きなロゴ。一目でコカ・コーラと分かります。これはもう本体のスペックを気にせずコレクタブルな製品としてマニアが買うこと間違いないでしょう。インドでの販売価格は2万999ルピー、約3万4000円です。
カメラを起動してみました。実質シングルカメラですが、標準撮影はピクセルビニングによる1200万画素相当で暗いところでも明るく撮れるそうです。また1億800万画素モードもあるので風景写真などを美しく撮影できそう。
コカ・コーラグッズマニアは世界中にいますから、この製品を出すことでrealmeは知名度をより広げることもできるでしょう。しかも公式キャラフィギュアも付けてしまうなんて抜け目がありません。コーラボトル風のこのフィギュアとrealme 10 Proコーラ版を並べて飾るマニアの人も多いのではないでしょうか。
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