「Xiaomi 13 Ultra」発表 可変絞りの1型センサーカメラを搭載、約11万7000円から
中国Xiaomi(小米科技)は4月18日(現地時間)、新ハイエンドスマートフォン「Xiaomi 13 Ultra」を発表。21日に中国で発売。価格は12GB/256GBで5999元(約11万7000円)から。
中国Xiaomi(小米科技)は4月18日(現地時間)、新ハイエンドスマートフォン「Xiaomi 13 Ultra」を発表した。21日に中国で発売し、その後他国への展開も予定している。価格は12GB/256GBが5999元(約11万7000円)、16GB/512GBが6499元(約12万7000円)、16GB/1TBが7299元(約14万2500円)。
最大の特徴は、ドイツの老舗カメラメーカーLeica Cameraと共同開発したアウトカメラを搭載したこと。両社肝いりの1型のセンサーと可変絞りを備えたメインカメラを中心とする4眼構成となっている。
- 23mmのメインカメラは1型のウルトラセンサー「Sony IMX989」でF値が1.9/4.0(可変絞り)、有効画素数は5000万画素
- 75mmの望遠レンズはF値が1.8、有効画素数は5000万画素
- 120mmの超望遠レンズはF値が3.0、有効画素数は5000万画素
- 12mmの超広角レンズはF値が1.8、オートフォーカス対応、有効画素数は5000万画素
すべてのレンズが24fpsの8K動画撮影や、暗所でも明るく撮れる「ウルトラナイトフォトグラフィー」をサポートする。RAW撮影も可能だ。「M」シリーズの光学コンセプトを受け継ぐレンズでもあり、多層とすることで、逆光や半逆光などでの撮影時に強い光がフィルターやレンズなどに反射することで発生するフレアやゴーストを抑える。
インカメラはF値が2.0、有効画素数が3200万画素で、ナイトモード、人物にフォーカスして背景をぼかすポートレートモード、HDRに対応している。
大型トロイダル冷却システムの搭載で、温度によるフレームレートの低下を抑え、4K 60fpsの動画でも安定して撮影できるという。
最大輝度2600二トの有機ELディスプレイは6.73型(1440×3200ピクセル、リフレッシュレートは1~120Hz/240、ドルビービジョンサポート)を搭載。ディスプレイ内指紋センサーによるロック解除なども可能だ。
その他のスペックは次の通り。OSはAndroid 13をベースとしたMIUI 14、 メモリとストレージは12GB/256GB、16GB/512GB、16GB/1TB、プロセッサはSnapdragon 8 Gen 2、バッテリーは5000mAh、90Wの有線急速充電、50Wの無線充電、リバース無線充電を行える。バッテリーに関してはハイバネーションモードを追加。バッテリーが少なくなると自動で起動し、バックグラウンドで動くアプリを制限することで、バッテリー駆動時間が最大60分延長される。
サイズは74.64(幅)×163.18(高さ)×9.06(奥行き)mm、重さは227g。防水・防塵(じん)性能はIP68だ。本体は全面はGorilla Glass Victus、背面は革のように見えるシリコン製で色は黒、白、緑の3色。メタルフレームは前世代(Xiaomi 12 Ultra)よりも曲げに強く、背面には指紋や汚れが付きづらいという。
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