ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルが「災害用伝言板」を提供中 石川県の震度6強地震で
大手携帯電話事業者各社が「災害用伝言板」を提供している。NTT東日本・NTT西日本は「災害用伝言ダイヤル」を提供中。ユーザーは手持ちの携帯電話やPCなどで安否情報の登録や確認が行える。
5月5日14時42分頃に石川県で観測された最大震度6強の地震を受け、NTT東日本・NTT西日本と、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルは「災害用伝言板」「災害用伝言ダイヤル」を提供している。固定電話、携帯電話、PCなどで安否情報の登録や検索を行える。
災害用伝言板
災害用伝言板では、自身の安否情報を登録したり指定のメールアドレス宛に送信したりできる他、電話番号で安否情報を検索することも可能だ。
固定電話や携帯電話、それにPCなどから登録や検索が行える。検索時に他社の災害用伝言板に情報が登録されていた場合、当該事業者の災害用伝言板に推移できる。
ただし、スマートフォンやタブレットで安否情報を登録する場合、事業者によっては専用アプリが必須となる場合がある。
なお、楽天モバイルはこれまで自社運営の災害用伝言板を運営していなかったが、2023年2月から運用している。自社運営をしていない通信事業者サービスのユーザーは「web171」の他、氏名や携帯番号で安否情報の登録や確認が可能な「Googleパーソンファインダー」を利用できる。
災害用伝言ダイヤル
災害用伝言ダイヤルでは、固定電話(「050」から始まるIP電話は非対応)や携帯電話・PHSから「171」に発信することで、伝言メモを残したり確認したりできる。NTT東日本・NTT西日本が提供する「Web171」とも連携しており、当該電話番号の伝言メモがある場合はその旨を表示できるようになっている。
この他、Webで安否確認が行えるNTTレゾナントの「J-anpi」も活用できる。
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