iPhone/Androidの写真データをPCで確認・編集する方法 多彩な連携パターンまとめ(1/4 ページ)
スマホのカメラはどんどん高性能化していくが、ディスプレイサイズは大きく変わらない。高解像度の写真をきれいに加工するような場合には、PC上で大きなディスプレイなどを使った方がいいだろう。今回はスマホとPCを接続し、データを遣り取りする方法を紹介する。
スマホカメラがどんどん高性能化しているように、スマホそのものやアプリの性能も高まりつつあります。そのため、以前であれば時間がかかっていた動画の編集が簡単になっていたり、作業が高速化したりして、ずいぶん楽になりました。
とはいえ、もう少し凝ったものを作りたいという場合には、やはりPC上で扱いたいもの。微調整を行う、サムネイル画像を選ぶ、といったことも大きなディスプレイに軍配が上がることでしょう。
そこで今回は、スマホとPC――主にAndroidスマホとWindows PC間のデータ連携方法について紹介します。
クラウドストレージ経由でデータ連携
Androidスマホを持っている人であればGoogleアカウントを、iPhoneユーザーならApple IDを持っていることでしょう。それぞれGoogleドライブやGoogleフォト、またiCloudといったクラウドストレージサービスがデフォルトで用意されています。
撮影した写真や動画を、いったんクラウドストレージにアップしておけば、PCのブラウザで自分専用のクラウドストレージにアクセスするだけでデータのチェックやダウンロードをすることができます。
なお、GoogleドライブとGoogleフォトは合計で15GBまでが、iCloudでは5GBまでが無料で付与されており、それ以上のストレージ領域を確保したい場合、それぞれGoogle One、iCloud+といった有料サブスクリプションサービスに申し込む必要があります。
月額または年額の利用料は以下の通りです。
iCloud+
- 50GB:130円
- 200GB:400円
- 2TB:1300円
Google One(月額/年額)
- 100GB:250円/2500円
- 200GB:380円/3800円
- プレミアム:1300円/1万3000円
- Android版Google One
- iOS版Google One
Microsoft WordやExcelといったOffice製品を、Microsoft 365 Personalプランでサブスクリプション契約しているのであれば、OneDriveを利用できます。常に最新のOfficeアプリを使える他、年額1万2984円の中には1TB分のOneDrive利用権も含まれます。
OneDriveには、Office製品で作ったドキュメントやスプレッドシートなどの書類の他、写真、動画、音楽などありとあらゆるものを自分のPCを扱うように保存しておけます。Microsoft 365ユーザーなら、使わない手はないですね。
クラウドストレージ老舗のDropbox、企業利用で人気のあるBox、無料で20GBまで使えるMEGAといったクラウドストレージサービスもあります。
それぞれ、スマホ向けアプリが用意されており、写真やファイル(サービスによって種類が異なる)などの自動アップロード設定があります。それをオンにしたら、あとはPCでそれぞれのサービスに自分のアカウントでログインすれば、スマホとのデータ連携ができている、というわけです。
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