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「Pixel 7a」のカメラは6万円台と思えない仕上がり 逆光でも室内でも夜でも安定:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)
「Google Pixel 6a」の見た目を受け継いだ「Google Pixel 7a」だが、そのカメラ性能は「Pixel 7」の普及型らしくハイエンド機に負けない仕上がりだ。動画撮影でも4Kに対応し、4種の手ブレ補正を選んで使える。
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動画はしっかり4K対応で手ブレ補正も優秀
動画は4Kで60fpsまで(超広角カメラは4K時は30fpsまで)。動画モードの中にスローモーションとタイプラプスが入っており、いつでも選べるのがいい。他のスマホもこの操作系は取り入れてほしい。
手ブレ補正は標準、ロック、アクティブ、シネマティック撮影の4種類。これはPixel 6aと同じだ。望遠でカメラを固定して撮りたいときはロック、動きながら撮りたいときは「アクティブ」なんだが、どれにしようか困ったら(手持ちの場合は)「アクティブ」にしておけばいいんじゃないかと思う。
そして撮った動画がこちら。フルHDで何本かビデオクリップを撮影してつないでみた。
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フルHDだが歩きながらとかパンしながらとかスローモーションとか何パターンか撮ってつないでみた
と、ここまで使ってみて、記事を書いてみて思ったんだけど、Pixel 7aってPixel 7シリーズの普及型モデルなのだよね。
カメラに力を入れたハイエンド機に比べると、目立つ違いは「望遠カメラを持ってない」くらいで、広角カメラはハイエンド機に負けない画質だし、処理速度も速いし、超広角もぐっとワイドになったし、動画も4Kで60fps行けるし(ミドルクラス機だとそこまでいかないのが多い)。
何より写り。派手さはないけれども、逆光でも室内でも夜でも安定しているのはさすがだ。カメラだけを見ても6万円台の端末じゃないな、と思う。
モデル:長谷川実沙
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