スマホの買取査定にAI活用、専用端末が傷や破損を判別 ゲオが試験導入
ゲオは「スマホ買取」にブランコ・ジャパンの買取査定アプリ「Blancco Mobile Buy-Back/Trade-In」とGreen Panda Single-Member Private Companyの自動外装査定端末「Pandas Flex」を連携させたスマートフォン査定ソリューションを試験導入した。買取査定アプリでは簡易的な査定が行える。ゲオの5店舗に設置された動外装査定端末Pandas Flexがスマホの傷や破損を見抜く。
ゲオは「スマホ買取」にブランコ・ジャパンの買取査定アプリ「Blancco Mobile Buy-Back/Trade-In」とGreen Panda Single-Member Private Company(以下、Pandas)の自動外装査定端末「Pandas Flex」を連携させたスマートフォン査定ソリューションを試験導入した。
企業向けにデータ消去とモバイルライフサイクルソリューションを提供する、Blancco Technology Groupの日本法人であるブランコ・ジャパンが発表した。
ブランコが提供する買取査定アプリはゲオのWebサイトや店頭でダウンロードでき、スマホの買い取りを希望する人が自宅や店頭にて簡易的な査定を行える。買い取り希望者が事前に簡易査定を行った後、5店舗以外の最寄り店舗に持ち込めるため、店頭の買取査定における待ち時間が短縮されるという。
また、PandasのAIを活用した自動外装査定端末Pandas Flexがゲオの5店舗に設置されている。Pandas Flexは内蔵カメラでスマホの細かい傷や破損を見抜き、Pandasが収集しているデータを基に機械学習アルゴリズムを活用。ゲオの既存の査定基準に合わせて簡易査定を実施する。利用者は買取査定アプリで簡易査定後、Pandas Flexを利用することで、ゲオの店舗スタッフを介さずにスマホの査定を行える。
Pandas Flexは8月8日時点において次の5店舗に試験導入されている。
- ゲオモバイル MEGAドン・キホーテ蓮田店
- ゲオモバイル 名古屋大須新天地通店
- ゲオ 大阪日本橋店
- ゲオ 川崎ゼロゲート店
- ゲオ イオンタウン黒崎店
どちらの方法も店舗の買取カウンターにて最終的な買取価格の提示と本人確認が完了した後、利用者が代金を受け取れる流れとなる。
ブランコ・ジャパンによると、複数の企業からスマートフォン査定ソリューションの導入に関する相談があったという。企業名は伏せられているが、ゲオ以外の中古商品取り扱い店および買取店にもスマートフォン査定ソリューションが導入される可能性がありそうだ。
関連記事
個人間でスマホを売却するのは危険? データ消去を手掛けるブランコ・ジャパンに聞く
非常に多くの個人情報データが入っているスマートフォンやPCには、データを削除するための「初期化」という項目が用意されている。しかし、実は初期化をしても第三者が専用ツールを使って簡単にデータを復元できてしまう。では、ユーザーはどうすればいいのか?約10分でスマホを売却できる “非対面”の買い取り機「MINTIT」が日本上陸したワケ
「不要になったスマホをたった10分で買い取ってくれる」――。それを全自動にした買い取り機「MINTIT」が日本上陸を果たした。わずか10分で査定や本人確認を行え、これら全てを人を介さずに完了する。中古スマホの故障を“予知”して同一機種と交換 独自診断アプリ付き「NewsedPhone」
中古スマホ事業を行っているニューズドテックが、スマホ故障診断アプリ「スマホカルテ」をプリインストールした「NewsedPhone」を販売。スマホカルテで故障診断し、“故障前サイン”が出たら、原則、同一端末と交換できる。故障を自分で調べたり店舗に出向いたりする負担を軽減する。ファミマ、中古携帯の回収を終了 想定を超える台数が持ち込まれたため
ファミリーマートは中古携帯電話を回収するサービスの受け付けを終了した。携帯電話を都内の25店舗に持ち込めば、ファミリーマートで利用可能な1000円分のクーポンがもらえた。想定を上回る台数が持ち込まれたことから、開始3日後の12日に中止した。スマホ買い取り時に注意したい“おサイフケータイ”のデータ 削除方法は?
スマホを中古業者に売却する際に注意したいことがある。それはおサイフケータイのデータだ。このデータを削除しないと、買い取ってもらえないことがある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.