Y!mobileの“激安”縦折りスマホ「Libero Flip」を試す 普段使いなら不満なし?(4/5 ページ)
Y!mobile初の縦折りタイプのスマートフォン「Libero Flip」が発売された。これまで「高価が当たり前だった」折りたたみスマホに「安価な選択肢」ができた。実機をお借りできたので、「Galaxy Z Flip4」ユーザー視点でレビューしたい。
伝言メモはないので、代替えアプリを使いたい
折りたためる携帯電話で気になる、音声通話についてもチェックしたい。どちらもダイヤルでの発信に対応しており、どちらもアイコンのサイズなどによる押しづらさは感じない。便利なクイックアクセスとしては「1」の長押しで留守番電話センターに接続できる。
機能としては指定番号からの着信を拒否できる「電話番号のブロック」や、「ただいま電話に出られません」「折り返しご連絡いたします」などの定型文から状況に適したものを選び、相手に対して通話できない旨を伝えることが可能だ。音声でもメールでもなくSMSで定型文を使った返事ができるようだ。
公衆電話など非通知番号からの着信拒否は行えるので、番号を通知しない相手からの着信はブロックできる。通話アプリの「設定」→「ブロック中の電話番号」の順に進み、「不明な発信者」の項目右にあるボタンをタップすれば発信元を特定しづらい電話番号からの着信を拒否できる。
一方で、どちらも伝言メモに相当する機能はない。電話に応答できないときに応答メッセージを自動再生して、相手の音声を録音できる「伝言メモ」(簡易留守録)は、フィーチャーフォンユーザーなら必須といえる機能だろうが、せめて誰がどのような要件でかけてきたのかだけでも把握したい、という場合はソースネクストが提供している「スマート留守電」アプリ(Android版:月額360円、iOS版:月額319円)などを代用するとよい。
NTTドコモなどのキャリアが提供する有料の留守番電話サービス(※)を使う手もあるが、留守番電話センターへは1417などと入力して発信し、音声ガイダンスに従って操作しなければならない。複数の伝言がある場合は新着順に確認する必要があるため、これらの手間を考えると、アプリを代用した方がよいだろう。
Libero Flipの便利機能としては、通話中に「録音」ボタンをタップすると、発信者に対して通話録音を行う旨をアナウンスで警告できる。それと同時に録音が開始されるため、重要な要件を記録したい場合は活用したい。ちなみに、通話録音自体はGalaxy Z Flip4でも行えるが、Libero Flipのようなガイダンスを通話相手に流すような機能はない。
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