ライカのスマホ「Leitz Phone 3」4月19日発売 可変絞りやゆがみ補正機能に対応、ソフトバンクが独占販売
ソフトバンクが、ライカ監修のスマートフォン「Leitz Phone 3」を4月19日から独占販売する。背面には、ダイヤモンドパターンを施したレザー調のデザインを採用。ライカの味付けを加えた撮影モード「LEITZ LOOKS」が、F1.4からF8まで6段階で背景のボケを調整できる可変絞りに対応した。
ソフトバンクが4月11日、ライカが監修したカメラやデザインを採用したスマートフォン「Leitz Phone 3」を発表。4月19日からソフトバンクが独占販売する。ソフトバンク直営店やソフトバンクオンラインショップでの販売価格は19万5696円(税込み)。
Leitz Phoneは2021年6月に第1弾、2022年11月に第2弾が発売され、いずれもソフトバンクが独占で販売していた。Leitz Phone 3は、約1年5カ月ぶりの新モデルとなる。シャープが開発しており、同社が2023年に投入した「AQUOS R8 pro」がベースになっている。カラーは「ライカブラック」1色を用意する。また、マグネット式の専用レンズキャップとケースが付属する。
背面には、ダイヤモンドパターンを施したレザー調のデザインを採用。側面のフレームには、細かい凹凸を入れたローレット加工を施しており、撮影時に持ちやすくなるよう工夫した。ホーム画面に表示される独自ウィジェットとして、世界中のフォトグラファーの写真が表示される「The LFI(Leica Fotografie International) Widget」や、幻想的な写真を撮影できる日の出直後と日没直前のタイミングを知らせてくれる「Golden Hour Widget」も用意している。
アウトカメラは、1型センサーを用いた約4720万画素カメラを1つ搭載。非球面レンズ7枚構成のズミクロンレンズを採用しており、焦点距離は19mm(35mm換算)、F値は1.9となる。インカメラは約1260万画素のものを搭載している。
ライカの味付けを加えた撮影モード「LEITZ LOOKS」が、F1.2と、F1.4~F8の6段階で背景のボケを調整できる可変絞りに対応した。これは、ライカの代表的なMレンズ「Summilux 28mm」「Summilux 35mm」「Noctilux 50mm」のF値をベースにしている。
色調フィルターは既存の「MONOCHROME」「CINEMA CLASSIC」「CINEMA CONTEMPORARY」に加え、高いコントラストで影の濃さと明るさを強調する「ENHANCED」、鮮やかな色調にする「VIVID」を追加した。
マニュアルモードでは、ライカのアルゴリズムによって、画像内で傾いて見える建物などを検知してゆがみや遠近感を補正する機能「ライカ・パースペクティブ・コントロール」を新たに搭載。撮影時に、屋内外さまざまな環境下の光の強さや色味を測定して補正する、14チャンネルのスペクトラムセンサーも搭載。逆効果や暗所での黒つぶれや白飛びを抑えるHDR撮影が、連写と動画でも利用できるようになった。
基本的なハードウェアスペックはAQUOS R8 proと同等。ディスプレイは約6.6型のワイドUXGA+(1260×2730ピクセル)のPro IGZO OLEDを搭載。プロセッサはSnapdragon 8 Gen 2、メインメモリは512GB、内蔵ストレージは12GBを備えている。外部メモリとして最大1TBのmicroSDを利用できる。バッテリー容量は5000mAh。外部接続端子はUSB Type-Cで、3.5mmのイヤフォンジャックも搭載。IPX5/8の防水とIP6Xの防塵(じん)、おサイフケータイにも対応している。
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