通信キャリアの乗り換え先トップは楽天モバイル、20~60代が選択 MMD研究所調べ
MMD研究所は「2025年2月通信サービスの乗り換え検討に関する調査」の結果を発表。乗り換え意向が高いサービスや年代、検討されている乗り換え先やサービスの乗り換えを検討する理由などを調査している。
MMD研究所は、3月7日に「2025年2月通信サービスの乗り換え検討に関する調査」の結果を発表した。対象は18~69歳の男女4万人で、調査期間は2月1日~2月6日。
現在利用している通信サービスからの乗り換え検討について聞いたところ「他の通信サービスへの乗り換えを検討している」は27.1%、「解約を検討している」は3.7%、「検討していない」は69.3%。通信サービス別で最も乗り換え意向が高いのはソフトバンクで32.7%、最も乗り換え意向が低いのは楽天モバイルで22.0%、年代別で最も乗り換え意向が高いのは20代で34.5%、最も乗り換え意向が低いのは60代で22.1%となる。
具体的な乗り換えの時期について「決めている」が30.0%、「決めていない」が70.0%。具体的な乗り換え時期については「2025年7月以降」が37.5%、「2025年4月中」が14.9%、「2025年5月中」が14.3%だった。
乗り換え先として検討している通信サービスについて、楽天モバイルが23.8%、Y!mobileが13.7%、UQ mobileが12.1%だった。2024年2月の調査と比較すると楽天モバイルが1.3pt、ソフトバンクが1.2pt、LINEMOが0.7pt増加している。年代別では、10代はMVNO、20~60代は楽天モバイルがトップとなった。
他の通信サービスへの乗り換えを検討している理由(複数回答)は「料金が高いから」が27.6%、「他社のサービス、特典を魅力的に感じるから」が13.2%、「自分が貯めているポイントとサービスを連動させたいから」が10.3%となった。
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