通信キャリア「一度も乗り換えなし」はドコモユーザーがトップ MMDが調査
MMD研究所が、9月26日に「通信キャリアの乗り換え経験に関する調査」の結果を発表。通信キャリアの乗り換え経験ありは53.5%で「一度も乗り換えなし」はNTTドコモユーザーがトップ。また、24.5%が乗り換えを検討している。
MMDLaboが運営するMMD研究所は、9月26日に「通信キャリアの乗り換え経験に関する調査」の結果を発表した。対象は18〜69歳の男女1万人で、乗り換え経験に焦点を当てているため、3キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク/オンライン専用プランとサブブランドは除く)とそれ以外としている。
通信キャリアを契約している8852人へ乗り換え経験を聞いたところ「1回」が28.1%、「2回」が11.9%、「3回」が7.0%、「4回」が2.5%、「5回以上」が3.9%で、計53.5%が乗り換えたことがあると回答。キャリア/プラン別で見ると「乗り換えたことはない」が最も多かったのはNTTドコモで82.9%、auが69.8%、ソフトバンクが56.4%となった。キャリア別では3キャリアの26.6%、3キャリア以外の86.9%が「乗り換えたことがある」と答えた。
現在メイン利用している通信キャリアから他の通信キャリアへの乗り換え検討について聞いたところ「すぐにでも乗り換えたい」「すぐにではないが、乗り換えを検討している」を合わせると、3キャリアの24.4%が乗り換えを検討している。乗り換え経験別で見ると、乗り換え経験ありが29.2%、乗り換え経験なしの18.8%が乗り換えを検討している。
乗り換えを検討している理由(複数回答)は、3キャリアは「利用料金を安くしたいから」が58.6%、「他社の料金プランが魅力的だから」が30.5%、「料金プランが自分に合わないと思うから」が20.8%。3キャリア以外は「利用料金を安くしたいから」が34.5%、「通信品質が悪いと感じるから」が19.3%、「他社の料金プランが魅力的だから」が18.1%となった。
乗り換えを検討していない理由の内訳(複数回答)は、3キャリアは「乗り換え手続きが面倒だから」が54.6%、「端末がまだ使えるから」が29.5%、「通信キャリアが連携しているポイントを利用しているから」が24.6%。3キャリア以外は「他社の料金プランは魅力的でないから」が37.8%、「乗り換え手続きが面倒だから」が36.8%、「端末がまだ使えるから」が26.1%となった。
乗り換え手続きが面倒だと回答した理由は、3キャリアは「新しい端末の設定が面倒に感じるから」が44.1%、「データの移行に不安があるから」が42.8%、「調べるべき情報が多いと感じるから」が41.3%となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- シニアのデータ容量は1GB以下が最多 乗り換え検討で人気のキャリアは? MMDが調査
MMD研究所が、9月15日に「第1弾 2023年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」の結果を発表。月間データ容量や契約している通信会社、契約している理由などを聞いている。 - MNPワンストップ方式で移行したい携帯キャリア1位は? MMDが調査
MMD研究所が、6月30日に「MNPワンストップ方式に関する調査」の結果を発表。認知度は13.9%で、従来方式の契約では「MNP予約番号の発行が面倒」「手数料がかかった」などに不満が集まっている。 - 楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」、7割以上が継続利用意向を示す MMDが調査
MMD研究所が、6月21日に「Rakuten最強プランに関する調査」の結果を発表。メイン利用者の継続利用意向は77.1%で、継続利用/乗り換え検討理由は「料金が安い」「ポイントをためている」などが挙がった。 - MNPの利用経験が最も多い携帯キャリアは? MMD研究所が調査
MMD研究所が「2023年2月通信契約サービスに関する調査」の結果を発表。MNPの利用経験は24.6%で、大手通信キャリアユーザー別にでは「Rakuten UN-LIMIT」と「LINEMO」の半数以上が利用経験ありと回答した。 - 通信キャリアのプラン変更/乗り換え検討先、上位は「ドコモ」と「楽天モバイル」 MMD研究所調べ
MMD研究所が「通信サービスのプラン変更・乗換え意識」の結果を発表した。通信キャリアのプラン変更/乗り換え検討先の上位は「NTTドコモ(ahamo以外のプラン)」「ahamo」「Rakuten UN-LIMIT」となった。