復活の「Pebble Time 2」、最終デザインを公開 ステンレス筐体で質感向上
Pebbleの創業者エリック・ミジコフスキー氏は、開発中のスマートウォッチ「Pebble Time 2」(旧「Core Time 2」)の最終デザインを公開した。ステンレス筐体やコンパス等を採用し、質感と機能が向上。価格は225ドルで、年内の提供開始を目指す。
米Pebbleの創業者、エリック・ミジコフスキー氏は8月13日(現地時間)、スマートウォッチ新モデル「Pebble Time 2」の最終設計を公開した。3月に予告した「Core Time 2」(商標が回復したため、Pebble Time 2に改称)と比べ、外装と操作性の面で大きな進化がある。
筐体は 316Lステンレススチール製になり、金属ボタンには滑り止めのノッチ加工を追加した。ベゼルは細く、画面のガラスは平坦化され視認性を高めた。さらに、RGBバックライト、方向センサー(デジタルコンパス)、2つ目のマイク、スクリューバック構造といった新要素が加わっている。
基本仕様は、1.5型の64色eペーパータッチスクリーン、心拍計、歩数・睡眠トラッカー、スピーカー、リニアアクチュエータによる振動、22mmクイックリリースバンド対応、耐傷性ガラス、防水性能(詳細未公表)など。バッテリーは最大30日間駆動をうたい、従来同様の長時間利用を実現する。重量はストラップ込みで約48g。
今後、量産試作や最終テストに入り、カラー展開の最終決定を進める計画という。予約済みユーザーには複数の候補色から希望を選ぶ機会を提供する予定で、量産後は順次出荷される見込み。価格は3月の発表と変わらず、225ドルだ。
具体的な発売日は明らかにしていないが、当初の計画から大きく遅れない形で年内の提供開始を目指すとしている。
なお、「Pebble Duo 2」(以前の名称は「Core 2 Duo」)を予約しており、Pebble Time 2に変更したい場合は、Duoの予約をキャンセルせずにTime 2への切り替え方法の案内を待ってほしいとしている。
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