AIボタン搭載のフリップモデル「razr 60 Ultra」、日本投入を待てず中国でチェック:山根康宏の海外モバイル探訪記(2/2 ページ)
世界各国のrazrファン、フリップフォンファンが製品発売を心待ちにしています。
本体を開くと7型のディスプレイが現れます。これまでのモデルは6.9型でしたが、razr 60 Ultraはベゼルの幅を薄くすることで、本体サイズはほぼ変わらぬまま0.1型のサイズアップを実現しています。
なお、本体サイズは開いたときが約171.5(幅)×74(奥行き)×7.2(高さ)mm、閉じたときが約88.1(幅)×74(奥行き)×15.7(高さ)mmです。重量は約199gで、前モデルより約10g増えています。
前述したAI機能は側面ボタンを押すと呼び出しできます。今回紹介する中国モデルでは、「AI画面認識」「AI検索」そしてMotorolaが中国向けに展開している独自のAIアシスタント「Tiancheng」が利用できます。中国でもスマートフォンのAI機能は重要視されており、閉じたまま大画面を使えるrazrシリーズは手軽に使えるAI端末として人気になるでしょう。
そしてrazrシリーズで忘れてはいけないのが「retro razr」モードです。2004年に発売されたrazrの初代モデル「RAZR V3」の雰囲気を再現したレトロなモードで、このまま10キーを押して通話もできるところが凝っています。
グローバルでは続々と発売になっているrazr 60シリーズですが、日本への投入はいつになるでしょうか。前モデルのrazr 50シリーズは2024年9月末の発売でした。おそらくそれに合わせ、razr 60シリーズも9月に投入されると信じたいところ。とはいえデザインとAI機能を強化した話題性のある製品だけに、できればグローバルの発売日に近づけてほしいところですね。
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