Xiaomi、Leicaカメラ搭載の準フラグシップ「Xiaomi 15T」「Xiaomi 15T Pro」を発表
Xiaomiは準フラグシップ「Xiaomi 15T」および「Xiaomi 15T Pro」を発表した。Leica監修の高額レンズ採用のトリプルカメラや、国外モデル初の衛星通信機能を搭載する。日本でも26日に発表が予告されている。
中国Xiaomiは9月24日(現地時間)、準フラグシップの新モデル「Xiaomi 15T」および「Xiaomi 15T Pro」を発表した。これらのモデルは、2024年10月に中国で発売されたXiaomi 15および15 Proと類似したスペックを、より手頃な価格で提供する準フラグシップとして位置づけられている。
欧州を含む複数の地域で同日発売された。英国での販売価格は、Xiaomi 15T Proは649ポンド(約13万円)から、標準モデルのXiaomi 15Tは549ポンドからとなっている。
両モデルともに、ディスプレイは6.83型のOLED。15Tと15T Proはほぼ同じデザインとサイズで、いずれも15 Proや15 Ultraより薄く(8mm未満)、IP68の防水防塵等級を備える。バッテリーは両モデルとも5500mAhで、67Wの有線急速充電に対応する。また、中国国外で発売されるXiaomi端末として初めて、セルラー通信やWi-Fiがない状態でも音声通話が可能な衛星通信機能(Xiaomi Offline Communication)に対応した。ただし、現時点では15Tシリーズのユーザー間でのみ通話可能という制限がある。
アウトカメラは両モデルともLeicaの光学レンズを採用したトリプルリアカメラ構成だが、センサー構成に違いがある。15T Proのアウトカメラは、5000万画素(f/1.62)のメイン、1200万画素の超広角、5000万画素の望遠(5倍ペリスコープレンズ)という構成だ。15Tは、メインは5000万画素(f/1.7)、超広角は15T Proと同じで、望遠は2倍ズームまでだが、絞り値はf/1.9でより明るい。インカメラはいずれも3200万画素だ。
15T Proのその他の主なスペックは、プロセッサがMediaTek Dimensity 9400 Plus、メモリは12GB、ストレージは最大1TB、無線充電にも対応する。
なお、日本国内では、Xiaomi Japanが26日に15Tシリーズを含む新製品を国内発表すると予告している。
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