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三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円(2/4 ページ)
韓国Samsung Electronics(サムスン電子)が初の三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」を韓国で発表。独自の内折り「G型」構造で、6.5型から10型の大画面に変形する。3分割表示やDeXモードに対応し、価格は約38万円だ。実機を触ってきたのでレポートする。
開くと10型タブレットに
閉じた状態から開いた状態に変形させる場合は、アウトディスプレイの裏側から左右に開く。内側に隠れていた10型のディスプレイはアスペクト比が4:3だ。なお、Galaxy Z Fold7と同様にSペンには非対応で、スタイラスを使った手書き入力には対応していない。
Galaxy Z TriFoldはディスプレイを片側だけ開いたり、あるいはヒンジの途中で止めて使うことはできない。6.5型サイズのスマホか、10型のタブレット、どちらかのモードで使うことになる。
なお、開いたときはアウトディスプレイは自動的に消灯する。ちなみにHuawei製品の場合は「Z型」にディスプレイが折りたたまれるため、1枚だけ開けば一般的な二つ折りスマホと同等の7.9型サイズとなり、2枚を開けば10.2型の大画面が利用できるようになっている。
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開いたときの本体サイズは約159.2(幅)×214.1(奥行き)×3.9(高さ)mmだ。Galaxy Z Fold7の厚さが約4.2mmだったので、さらに薄くなっている。なお、Huaweiと比べると、Mate XT Ultimate Designのサイズは約156.7(幅)×219.0(奥行き)×3.6(高さ)mmと、Galaxy Z TriFoldよりさらに薄い。
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