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「iPhone 16e」が突然登場 「iPhone SE」とは微妙に違う立ち位置【2025年2月を振り返る】Mobile Monthly Top10

2025年の人気記事を月ごとに振り返ります。この記事では2月に人気だった記事を紹介します。

 2025年も残り10日です。今年の人気記事を1カ月単位で振り返る「Mobile Monthly Top10」を順次掲載中です。この記事では、2月1日から28日までの人気記事を振り返ります。


2月20日に突如発表された「iPhone 16e」

 2月のアクセス数では、翌3月から始まることが決まった「マイナ(運転)免許証」に関する注意点をまとめた記事でした。マイナ免許証は「オンラインで更新講習を受けられる」「住所変更をワンストップでできる(従来型免許証との併用時を除く)」といったメリットがある反面、従来型免許証を前提とする仕組みには対応しづらく、特に海外に渡航した際に使える「国際運転免許証」を使う場合に併せて提示できないという課題があります。

 2位は「LINE」アプリのメッセージ取り消し機能に関する記事でした。掲載当時はメッセージ取り消しは「24時間以内」の対応でしたが、10月下旬から「1時間以内」に変更されています(参考記事)。

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 そして3位を含むトップ10中4記事は、2月19日(米国太平洋時間)に突然発表された「iPhone 16e」に関する記事でした。

 iPhone 16eは「iPhone 16」シリーズの廉価版として登場しました。今まで「廉価なiPhone」というと、旧世代のコンポーネントを流用しつつ価格を抑えた「iPhone SEシリーズ」が定番でしたが、iPhone 16eはメインシリーズの“一部”である上に、プロセッサ(SoC)もメインストリームモデルと同じものを採用しています。一方で、アウトカメラはシングル構成したり、カメラコントロールボタンを省くなど、スペック的にある程度のメリハリが付いています。

 ただ、今までのiPhone SEシリーズは廉価モデルという面はもちろんですが、「唯一の「Touch ID(指紋センサー)」モデル」という理由から選ばれる面もありました。それに対して、iPhone 16eは「Face ID(顔認証ユニット)」を採用しています。SNSなどをよく探してみると、「Touch ID対応モデルはもうでないのか……」という反応もありました。

 しかし、そんな心配をよそに、iPhone 16eはコンスタントに売れているようです。まあ、メインストリームモデルやProモデルと比べれば手頃な価格ですからね。アウトカメラがシングル構成なのも、ごく一部のシーンを除けば意外と何とかなってしまうので。

 個人的に気になるのは、iPhone 16eの後継モデルです。1年おきのモデルチェンジで「iPhone 17e」と行くのか、それとも2026年のモデルチェンジするのか――来年に向けた“楽しみ”ができたような気がします。

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