コラム

スマホ大型化の裏で高まる「小型音楽プレーヤー」待望論 現役ウォークマンか、“ポストiPod”のiPhone SEか(2/2 ページ)

最近、ネット上で「小型の音楽プレーヤーを見かけなくなった」という声が上がっている。スマートフォンの普及により音楽専用機の居場所が狭まったのは事実だが、音質やサイズ感にこだわる層からの支持は根強い。本記事では、ソニーのウォークマンNW-A300シリーズやiPhone SEの活用術を紹介し、小型機のメリットと選び方を解説する。

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中古の「iPhone SE」という選択肢も

 もし、もっと汎用(はんよう)性の高い小型デバイスを求めているなら、中古の「iPhone SE」という選択肢が浮上する。第2世代や第3世代のiPhone SEは、そのコンパクトなサイズから、音楽プレーヤーとして再評価されている。スマートフォンを2台持ちすれば、メイン機の電池を節約できる。

 ネットでは「iPhone SEが至高」「4.7型でA15を搭載した最小で最高性能の端末」といった声が目立つ。ゲームをせず、SNSや決済アプリ、そして音楽再生に絞って使うなら、そのスペックは十分すぎるほどだ。片手で軽快に操作できる唯一の選択肢として、支持されている。


中古市場で人気の高い「iPhone SE(第3世代)」

 iPhone SEの具体的なサイズを確認すると、第2世代は67.3(幅)×138.4(高さ)×7.3(厚さ)mmで重さ148gだ。第3世代は67.3(幅)×138.4(高さ)×7.3(奥行き)mmで重さ144gとなっている。ウォークマンよりは大きいが、現代のスマートフォンの中では際立って小柄だ。

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 特にホームボタンへの支持は圧倒的だ。「ホームボタンこそが正義」「顔認証より指紋認証が便利」という意見は多い。暗い場所やマスク越しでも、指1本で確実にロックを解除できる指紋センサーの使い勝手は、音楽再生をスムーズに始めるための実用的なメリットとして評価されている。

 スマートフォンを中心としたリファービッシュ製品を取り扱うBack Marketでは、iPhone SEの各世代を1万~3万円台で販売している。リファービッシュ品とは、中古品を回収して検査やクリーニングを行い、必要に応じて修理した製品であり、通常の中古品よりも安心感がある。

 全ての機能が正常に動作することを確認しているリファービッシュ品なら、お財布から大金を出しづらい人でも手に取りやすい。必要最低限の性能と使い勝手のよさを確保しつつ、音楽プレーヤーとしてiPhoneを使い倒すのは、2026年現在における賢い選択肢の1つといえる。

長く愛用するために知っておきたい注意点

 一方で、こうした小型機を求める声の中には、依然として「iPod touchをもう一度発売してほしい」「イヤフォンジャックがないので中古のiPhone SEでは代用しきれない」といった、切実な要望も根強い。

 「今になって、逆にiPodなどが欲しくなる。音楽を聴くことだけに特化した端末が魅力的」という人や、「iPod touchの最終モデルを今でも愛用しているが、次に買い替える際はどうすればいいか悩んでしまう」というユーザーもいる。Appleは2022年にiPod touchの販売終了を発表した際、「音楽を持ち歩く体験はiPhoneやApple Watchなどに統合された」としており、もはや専用機の復活は絶望的だ。


「iPod nano」

「iPod touch(第7世代)」↓l_rk1640414_iPhone-05.jpg,iPhoneSE ウォークマン 小型,Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるグレッグ・ジョズウィアック氏は、「iPodの精神はiPhoneやMacなどの全製品に統合された」などと2022年当時のニュースリリースで語っていた(出典:AppleのNewsroom)

 こうしてネットの声を見ると、一部の人からは「いい音をコンパクトに持ち歩きたい」という要望がある通り、小型携帯音楽プレーヤーへの需要は少なからずあることがうかがえる。大型化するスマートフォンの波にあらがい、あえて小型機を選びたい考えはよく分かる。

 Androidウォークマンであれ、iPhone SEであれ、OSのバージョンアップやセキュリティ更新が永久に続くわけではない。使う場合はくれぐれもその点を理解し、自分に合った最適な環境を構築してほしい。

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