スペックが同じに見えるNothingの「Phone (4a)」と「Phone (4a) Pro」のカメラ 撮り比べて分かった“意外な違い”:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)
Nothingの「Phone (4a)」と「Phone (4a) Pro」は、アウトカメラの数値上のスペックが同じ。だけど、実際に撮り比べてみると、シーンによっては結構違いが出てくることが分かった。どう違うのか、まとめてみたい。
Nothingのスマートフォンといえば、スタンダードモデルと上位のProモデルが用意されているのだけど、日本では今までスタンダードモデルのみ投入されていた。ところが2026年はスタンダードモデルの「Phone (4a)」に加えて上位の「Phone (4a) Pro」も投入されたのである。
両者のカメラを撮り比べて、どう違うのかチェックしてみたら、予想以上に面白い結果になったのだった。
実はカメラユニットは同じ!?
パッと見ると、アウトカメラユニットが大きいのはPhone (4a) Proの方。どちらもトリプルカメラだけれども、明らかに(4a) Proの方が大きくていいカメラを積んでそうだよね。
だがしかし、実はカメラ自体のスペックはどっちも同じということになっている
左上がPhone (4a)、右がPhone (4a) Proのアウトカメラ。レイアウトは異なれど、レンズやセンサーのスペックは同じとなっている。見た目で大きく違うのは、Glyphマトリックス(時計が表示されてるとこ)の有無くらいだ
超広角カメラは約800万画素で、レンズはF2.2となっている。メインの広角カメラは約5000万画素で、センサーサイズも同じ。レンズスペックもF1.88で同じ。どっちも使用しているセンサーが同じかどうかは公開されてないので、本当に同じなのかどうか何とも言えない。
一方、望遠カメラは約5000万画素で、80mm相当なっている。こっちはセンサーもレンズも同じものを使っていると見ていいだろう。
ということで、少なくともカメラユニットの数値上のスペックはどっちも同じなのだ。
撮り比べてみたら意外と違う……!?
もしかして、スマホカメラ的にはどっちを選んでも一緒だったりする……?
いや、それが面白いことに、撮り比べてみるとそうとも言いきれないのである。3つのポイントで違いをチェックしていこう。
画像の細かい処理に微妙な違い
まずは普通に撮り比べ。快晴下のガスタンクでは、両者の写りはほぼ同じだ。
では、もっとハイコントラストかつ難しい構図をチェックしてみよう。2xで蒸気機関車を撮ってみた。メインの被写体は黒くて、背景は明るいという感じだ。
見比べると、Phone (4a) Proの方がHDRがよく効いている。黒い車体はちょっと明るく、背景の緑の奥に垣間見える空の青も出ている。「ちょっと効きすぎかな?」という気もするけれど、明らかに内部の処理に差があるようだ。
この写真を部分拡大してみると、Phone (4a)の方がエッジ処理が滑らかで、ディティールの強調処理が控え目だ(特に「架線注意」の文字を見ると分かりやすい)。これは好感が持てる。
予想以上の差だったので、「HDRの差が出るのなら、夜景も差が出るのでは?」ということで撮り比べてみた。下はその一部を切り取ったもの。
やっぱりPhone (4a) Proの方がハイライト部が飛ばずに粘っているし、地面のタイルの色もしっかり残っている。
人物はどうだろうかということで、撮ってみた。
下の作例を見てみると、Phone (4a) Proの方が顔がちょっと明るく写っている。ただし、これは撮ったタイミングで風が吹いて、彼女の髪が顔にかぶったりかぶらなかったりの影響を受けた可能性も否定できないので、難しい。
ではポートレートモードだ。Phone (4a) Proの方が顔のテカりが抑えられている。さらに、Phone (4a) Proの方が背景とのエッジの処理がちょっといい。
この辺、SoCのパワーの差なんだろうな。
ほぼ変わらないかと思ってたので、ちょっと意外でありました。
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