楽天モバイル、自動運転レベル4の社会実装に注力 佐賀市の「通信×モビリティ」を紹介
楽天モバイルは8月4日、公式ブログ「Discover Rakuten Mobile」に、佐賀市で行った自動運転の実証実験の記事を公開した。総務省が2025年度の「地域社会DX推進パッケージ事業(自動運転レベル4検証タイプ)」に楽天モバイルを採択した。楽天モバイルは、佐賀市や東京科学大学など産学官7者と、自動運転バスのレベル4導入に向けた実証実験を実施した。実証団体は普段の携帯電話の通信を活用した自動運転技術の社会実装を目指している。
楽天モバイルは8月4日、公式ブログ「Discover Rakuten Mobile」に、佐賀市で行った自動運転の実証実験の記事を公開した。
総務省が2025年度の「地域社会DX推進パッケージ事業(自動運転レベル4検証タイプ)」に楽天モバイルを採択した。楽天モバイルは、佐賀市や東京科学大学など産学官7者と、自動運転バスのレベル4導入に向けた実証実験を実施した。実証団体は普段の携帯電話の通信を活用した自動運転技術の社会実装を目指している。
実証団体は3つの検証を行った。
1つ目は佐賀駅バスセンター進入口にある無信号交差点での右折支援だ。高架下で見通しが悪い交差点は、車載カメラだけでは歩行者や対向車が死角に入り、バスの安全確保を困難にしている。そこで実証団体は道路に路側センサーを2カ所設置し、バスとセンサーの情報をリアルタイムで連携させて安全に右折できるかを検証した。実証団体は情報を組み合わせて周囲を正確に把握し、無信号交差点を安全に走行通過できることを確認した。
2つ目は通信混雑時の遠隔監視の安定化だ。実証団体は5日間で累計83万人以上が来場した2025年10月30日からの「2025佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」において、通信が混雑する環境で検証を行った。実証団体はバスの内外にある監視カメラ映像を遠隔監視システムへ送信する際、通信環境に応じてデータサイズを最適化し、映像を安定送信できるかを検証した。実証団体は画質を調整し、通信混雑時でも遠隔監視を継続した。
3つ目は山間部のトンネル内における電波環境の整備だ。電波が届きにくいトンネルが自動運転バスの導入を妨げていたため、実証団体は佐賀市内のトンネルに基地局より低コストなレピーターを設置した。実証団体は、電波を中継し増幅する装置を活用し、走行中も安定して映像を伝送できるかを検証した。これにより実証団体は電波の届きづらかったトンネル区間に安定した通信環境を確保した。
国内ではバスの運転士不足や高齢ドライバーの事故増加、運転免許返納後の移動手段不足が課題だ。既存の携帯電話網の利用は、専用の通信環境を構築する場合に比べて導入コストを大幅に抑える。楽天モバイルや佐賀市は、自動運転の導入コストを抑え安全な移動手段を確保し、市民の交通を守る取り組みを今後も進める。
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