3つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT 2」発表 のぞき見を防止、Kirin 9050 Pro×AIも搭載 約46万円から
Huaweiは9月7日、三つ折りスマートフォンの最新機種「HUAWEI Mate XT 2 | ULTIMATE DESIGN」を発表した。世界初となるLogicFolding Tau(τ)チップの搭載により量産化と市場投入を達成している。両側から開閉する独自の三つ折り形状を採用し、これまでにない操作感を実現した。
中国Huaweiは9月7日(現地時間)、3つ折りスマートフォンの最新機種「HUAWEI Mate XT 2 | ULTIMATE DESIGN」(以下、Mate XT 2)を発表した。12日からタッチペンが付属するセットとして販売し、価格は1万9999人民元(1元あたり約23.01円換算で約46万196円、為替レートは9月7日14時57分時点)からとなる。
世界で初めて「LogicFolding Tau(τ)」チップを搭載し、量産化と市場投入を達成したという。両側から開閉する独自の3つ折り形状を採用しており、これまでの折りたたみ端末にはない直感的な操作感を実現している。
Mate XT 2は、両側から開閉する3つ折りデザインを採用した。これにより、自然な動作で大画面を展開できる。外観には中国の美学を取り入れ、背面パネルには錦雲の模様をあしらった。本体色はパープル、ホワイト、ブラックの3色だ。背面のカメラリングには星のダイヤモンドをモチーフにした意匠を採用した。このリングはイットリウムクリスタルを原料に、1800度の高温で焼き上げて製造している。33面にカットを施し、宝石のような輝きを持たせた。
筐体と画面の構造を根本から見直した。業界で初めてIP58およびIP59の防塵(じん)・防水に対応した。外側のカバー画面には「Xuanwu Kunlun Glass」を採用し、反射防止技術により強い日光の下でも視認性を保つ。メイン画面は、UTGガラス、宇宙航空グレードの超薄型高強度スチール、カーボンファイバーの支持層を組み合わせた多層構造を採用し、高い耐衝撃性を実現した。さらに、5つの湾曲アームと同期連動機構を備えた「Advanced Precision Hinge System 2.0」により、力を均等に分散して信頼性を高めている。
大幅に進化した処理能力と最新のAI 健康管理機能も
プロセッサには「Kirin 9050 Pro」を初採用し、処理性能と電力効率を高めた。ハードウェアやソフトウェア、クラウドなどの連携により、処理能力は前世代比で42パーセント向上している。「LinxiCore」CPUと「HUAWEI Ark Engine」の組み合わせにより、ファイルの高速読み込みやマルチタスク処理を快適に行える。「Maleoon」GPUは演算ユニットとキャッシュを倍増し、前世代と比較して描画性能が大きく向上した。ゲーム時には50 MRPSのハードウェアレベル of リアルタイムレイトレーシングをサポートし、よりリアルな映像表現を実現する。さらに、「HUAWEI Da Vinci」アーキテクチャに基づくNPUを搭載し、業界で初めて「Pangu 30B-A2B MoE LLM」を端末内で直接動作させる。「Celia」を介したAIによる画像管理が可能だ。
プライバシー保護には、折りたたみ画面に対応した「スマートシールドプライバシースクリーン」を搭載した。これはハードウェアレベルでのぞき見を防ぐ技術だ。独立画素構造により、機能を有効にしても画面解像度を維持し、正面からの鮮明な視界を保つ。空港や駅で通知するインテリジェントセンサーを備え、画面のダブルタップや専用ボタンで起動できる。また、医療機器登録証を取得した心電図分析ソフトウェアを搭載した。
高度な撮影機能と大画面による新しい体験 OSに「HarmonyOS 7」を採用
カメラには「True-to-Colorカメラ3.0」を初搭載し、赤外線干渉の抑制により色再現性を前世代比で95パーセント向上させた。メインカメラ、ペリスコープ望遠カメラ、超広角カメラを備え、「XMAGE SmartCapture」が被写体を認識して最適な調整を提案する。3つ折りの形状を生かした卓上撮影も可能だ。
OSには「HarmonyOS 7」を採用した。3つのウィンドウを並列表示できるマルチタスクに対応し、サイズや音量を個別に調整できる。大画面環境は各種アプリに最適化している。
関連記事
パスポート型折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold8」と「HUAWEI Pura X Max」の実機比較で見えてきた違い
2026年のトレンド「パスポート型」折りたたみスマホから、「Galaxy Z Fold8」と「HUAWEI Pura X Max」を実機比較する。薄型軽量やOSの完成度、カメラや画面比率など、両機の決定的な違いを解説しよう。「Galaxy Z Fold8」の極薄ボディーを実現した新技術「Flex Titanium」開発秘話 一方でトレードオフの機能も
サムスン電子は最新の折りたたみスマホ「Galaxy Z8」シリーズを発表し、開発背景に関するインタビューを実施した。ディスプレイに導入した「Flex Titanium」や新バッテリー技術により、圧倒的な薄型軽量化と耐久性の両立を実現している。一方で携帯性を最優先した結果、Sペン非対応やパンチホール型カメラの採用など機能のトレードオフも生じた。スマホで久しぶりにワクワクさせられた「Galaxy Z Fold8」のカタチ パスポートサイズで完全に恋に落ちた
サムスン電子の新型フォルダブルスマホ「Galaxy Z Fold8」に触れてみた。実機を手にしてみたところ、かつてないワクワク感に包まれる結果に。横長フォルダブル「Galaxy Z Fold8」が“カワイイ”と評判? サムスン電子に聞く手応えと価格高騰のリアル
サムスン電子は、横長画面のFold8を追加したフォルダブル3機種を発売し、初速販売を前作比1.2倍に伸ばした。実店舗でのタッチポイントを2.6倍に増やす一方、メモリ高騰などで価格上昇が続く。同社は残価設定ローンや分割払いなど、購入障壁を下げる施策を重視しつつ、さらなる普及拡大を目指している。折りたたみiPhoneに近いサイズ感? 「HUAWEI Pura X Max」実機レビュー 横長“パスポート型”が合理的な理由
Huaweiが投入した新型折りたたみスマホ「HUAWEI Pura X Max」の実機をレビューした。展開時に7.7型となる横長大画面は動画やゲームなどのスマホコンテンツを大迫力で消費するのに適する。閉じた際の窮屈さはあるが、折りたたみスマホの新たな方向性を示す合理的なフォームファクターの1台だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.