ソニー、ヘッドフォン2種発表 最大75時間のスタミナ実現、耳を守る「音量制限」を搭載
ソニーは、ミドルクラスのワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-CH730N」と、エントリークラスの「WH-CH530」を9月18日に発売する。両機種はBluetooth Ver.6.0や次世代規格のLE Audioに対応したほか、最上位モデル直系の10バンドイコライザーやAI技術による高度な通話ノイズ低減機能を新たに備えた。WH-CH730Nにおける折りたたみ構造の採用や、最大75時間のスタミナバッテリーなど、モビリティと日常の使い勝手を高める基本設計も徹底的に磨き上げている。
ソニーは、ミドルクラスのワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-CH730N」と、エントリークラスのワイヤレスステレオヘッドセット「WH-CH530」を9月18日に発売する。市場想定価格は、WH-CH730Nが2万2000円前後、WH-CH530が7700円前後だ。両機種ともに従来モデルを刷新し、音質、通話性能、バッテリー持続時間を向上させた。
折りたたみ構造やノイズキャンセリングを強化したミドルクラスヘッドフォン
ミドルクラスのWH-CH730Nは、前機種「WH-CH720N」の後継機だ。新たに折りたたみ構造を採用し、折りたたみ時の体積を約40%削減して持ち運びを容易にした。ハウジング部には温熱成形クッションを施し、快適な装着性を実現した。質量は約207gだ。
ノイズキャンセリング機能には、左右ハウジングに計4つのマイクを搭載する「デュアルノイズセンサー」を引き続き採用した。さらに、新デザインに合わせてフィードフォワードマイクの位置を最適化した。このマイク位置の最適化により、風によるノイズを最小限に抑える風ノイズ低減構造が進化を遂げており、屋外などで風が強い状況でもクリアな音楽が楽しめる。ドライバーは前機種同様の30mmダイナミック型だ。
音質面は、上位モデル「WH-1000XM6」でリニューアルした新しいイコライザーを搭載した。従来の5バンドから10バンドへと調整可能な周波数帯域を拡張し、好みに合わせたより詳細な調整ができる。ゲーム用プリセット「Game」も新たに追加した。圧縮音源をアップスケーリングする「DSEE」は前機種から継承している。ワイヤレス通信規格はBluetooth Ver.6.0に対応しており、従来の「SBC」や「AAC」に加えて、低遅延な「LE Audio」の「LC3」コーデックを新たにサポートする。マルチポイント接続や立体音響技術「360 Reality Audio」に対応した。カラーバリエーションは、ブラック, ブルー, ベージュ, ホワイト, ピンクの5色だ。
バッテリー性能も向上した。連続再生時間はノイズキャンセリング有効時で約50時間、無効時で約75時間となり、前機種からそれぞれ15時間、25時間延びた。急速充電は、3分間の充電で約1時間、10分間の充電で約4時間30分の再生に対応する。
通話性能は、マイクとセンサーを制御する「ボイスピックアップテクノロジー」を継続採用した。新たにAI技術を搭載し、人の声と雑音を切り分けて話し手の声だけを相手に届ける。さらに、LE Audio接続時は音声帯域を従来の2倍に広げた「スーパーワイドバンド」に対応し、自然な通話音質を実現した。
長時間の使用に対応するスタミナバッテリーを備えたエントリーモデル
エントリークラスのWH-CH530は, 前機種「WH-CH520」の後継機だ。ノイズキャンセリング機能非搭載のオンイヤー型で、圧迫感を抑えるヘッドクッションやイヤーパッド、動作音を低減するサイレントジョイントを継承した。質量は約147gと軽量だ。
カラーは、ブラック、コバルト、ミント、ホワイト、ピンク、コーラルの6色だ。コバルトやコーラルなどの新色を用意した。前機種では順次色を追加したが、WH-CH530は当初から6色をそろえた。
WH-CH530は、バッテリー持続時間を最大約55時間とし、前機種から5時間延ばした。急速充電は、3分間の充電で約1.5時間、10分間の充電で約5.5時間の再生に対応する。音質面は10バンドのイコライザーやGame、DSEEをサポートする。通話性能には、AI技術を活用した「ノイズサプレッション」機能を新搭載した。周囲の騒音を適度に抑えて集音する仕組みとなっており、交通量の多い道路や騒がしいオフィスといった環境でも、ノイズを低減してクリアな音声を相手に届ける。ドライバーは30mmダイナミック型を採用した。BluetoothはVer.6.0で、コーデックはSBC、AAC、LC3に対応し、マルチポイント接続も利用できる。
両機種共通の新機能として、スマートフォン向けアプリ「Sound Connect」で設定できる「最大音量制限」と「セーフリスニング」を導入した。最大音量制限は、スマートフォンの誤操作による突発的な音量上昇を防ぐため、最大音量をあらかじめ制限する機能だ。アプリでの設定は、本体の音量調整ボタンの操作時にも連動する。セーフリスニングは、音楽の積算音圧を可視化し、聴覚に配慮した音量で使用できているかを確認する機能だ。また、WH-CH730Nのみ、バッテリー劣化を抑えるために100%手前で充電を自動停止する「いたわり充電」に対応した。
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