「Galaxy Z Fold8」「iPhone Duo」を“メイン端末”として使う上での課題 縦型コンテンツの最適化をどう進める?(2/2 ページ)
横長比率を採用したGalaxy Z Fold8は写真や電子書籍の閲覧に適する一方、縦スクロール型アプリで情報量が減る課題を抱える。Xなど一部アプリは独自UIで対応するが、Yahoo!ニュースやポケモンGOなど最適化不足の例も目立つ。iPhone Duoは未対応アプリが多いものの、アウターディスプレイは合理的な表示レイアウトを採用している。
iPhone Duoは新しいレイアウトで表示領域を確保 ただしアプリ対応はこれから
10月23日に発売されたApple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」は、Galaxy Z Fold8と同様、開くと横長のパスポート形状を採用している。アスペクト比はアウターディスプレイもインナーディスプレイも1.42:1なのでGalaxy Z Fold8と若干異なるが、他のバー型スマートフォンよりも横長なのは同様だ。
特徴的なのが、閉じても開いても、最適化されたアプリについては、操作メニューが右端に縦向きに表示されること。これにより、縦表示にした際の情報の一覧性が増し、少ないスクロールで閲覧できる。この新しい折りたたみ向けUIは非常に合理的だと感心してしまった。
しかし残念ながら、10月23日時点では、Appleの純正アプリとごく一部のアプリを除く多くのアプリで、iPhone Duoへの最適化は進んでいない。対応していないアプリを開くと、右端に黒帯が表示されるだけで、操作メニューは下側など従来と変わらない。また、インナーディスプレイを開いて横向きにすると、縦長の画面が中央に表示されるという中途半端な表示になる。
しかし、アウターディスプレイでは右端が強制的に黒帯になることで、アプリのアスペクト比は縦長になり、同じアプリでもGalaxy Z Fold8より多くの情報を表示できることがある。ポケモンGOはその好例で、ポケモン一覧やリサーチ一覧はiPhone Duoの方がアウターディスプレイの1画面に多く表示できる。毎日プレイする筆者にとっては重要な違いだ。
外出先や移動中など、閉じた状態でサクッと情報を取得したいときは、iPhone Duoの画面レイアウトが適していると感じる。ただ、現状の非対応アプリは、操作メニューが従来通り下部に表示されるので、使い勝手がいいとはいえない。開いた状態での非対応アプリの見づらさは残るが、対応が進むのは時間の問題だろう。Appleは開発者向けに、iPhone Duo向けの開発キット(SDK)を公開しており、アプリ最適化の道筋は示されている。
筆者にとって、Galaxy Z Fold8やiPhone Duoを“メイン端末”として使うには、縦型コンテンツへの最適化は必須と考える。
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