レビュー

「iPhone Duo」は“我慢の連続” 歴代最重254g、Face IDなし……それでも満足できる人の条件が分かった(3/3 ページ)

Apple初の折りたたみスマホ「iPhone Duo」を発売から約1週間、メインスマホとして使ってみた。7.6型のインナーディスプレイには大きな魅力がある一方、日常的に使うアウター画面や重さ、維持費には妥協も必要だ。マッチする人、しない人を考える。

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iPhone Duoがマッチする人、しない人

 ここまで言及した内容をまとめつつ、iPhone Duoを買って満足できる人と後悔する人の違いを解き明かしていこう。

 iPhone Duoに乗り換えて後悔しないのは、日常の使い勝手やカメラ性能が落ちても、インナーディスプレイやApple PencilといったDuoならではの“キラー機能”に価値を見いだせる人だ。大画面でやりたいことが明確な人、iPadやiPad miniを使い倒していて、それをポケットに入れたいと思っている人、そして変わり映えしないiPhoneに飽き、痛みを伴ってでも新しいものを試したい、ソフトウェアの進化を楽しめるガジェット好きにはマッチする。

 逆に「買えば便利になるはず」とふわっと期待して買う人には合わない。それなら日常の大半を快適にこなせる普通のiPhoneの方が、総合的な満足度は高いはずだ。

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 実は筆者も「iPhone Duoに乗り換えたら電子書籍をたくさん読むだろう」と期待していたが、読書ペースは全く上がっていない。一方で、もともと明確だった「2つのアプリを並べて作業したい」という用途では、アウターディスプレイの使いにくさを差し引いても、iPhone Duoを選んで良かったと思える。

 それに片手操作を諦めて「両手で操作する」と割り切ったところ、持ちにくさのストレスが減って、むしろiPhone Duoのサイズ感に愛着さえ湧き始めている。そういえばGalaxy Z Fold8に恋したこともあったっけ……。うっ、頭が……。

 このように自分に刺さるキラー機能があるかどうか、これがiPhone Duoで満足できるかの分かれ道だ。

次期モデルに期待したいこと

 もし次期モデルが登場するなら、期待したいのはFace IDの搭載と本体の大幅な軽量化、そしてアウターディスプレイを中心としたUIの最適化だ。カメラもProシリーズ並みになってくれればうれしい。わがままなのは承知しているが、36万円を超える端末を選ぶ人の多くは、フラグシップとしての完成度を求めているはずだ。

 Galaxyをはじめとするライバルも黙ってはいないだろう。2027年以降、スペック面で差をつけられる可能性もあると感じている。Appleには折りたたみiPhoneならではの魅力を磨きつつ、総合力を底上げしてほしい。今後の進化に期待したい。

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