“多機能スリム”を実現した「SH702iS」

厚さ21ミリのスリムなボディに、902iSシリーズに迫る高機能を盛り込んだ「SH702iS」。他社製の端末にはない豊富な機能が魅力の製品だ。

» 2006年07月20日 10時00分 公開
[PR,ITmedia]
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 ドコモから発表された第2の夏モデルラインアップ、702ixシリーズの中でも、非常に多機能な点がシャープ製端末「SH702iS」の魅力だ。個性的なデザインを採用した他社製の端末と比べると、外観の派手さはないものの、それを補って余りある強力な機能を備えている。

902iSシリーズと同等の機能をコンパクトに凝縮

Photo 厚さ21ミリの薄型ボディに多くの機能を搭載した「SH702iS」

 特に目を引くのは、ハイエンドモデルの「SH902iS」と同等のスペックや機能を、厚さ21ミリのボディに多数搭載している点だ。メインディスプレイから各種機能、ユーザーインタフェースまで、多くの部分で902iSシリーズに迫る機能を用意。おサイフケータイ(FeliCa)機能や生体認証など、一部非搭載のものもあるが、702ixシリーズに属する製品ながらも902iSシリーズに近い使い勝手を薄型のボディで実現した。

 SH902iSから継承している部分としては、まずメインディスプレイの2.4インチモバイルASV液晶が挙げられる。色再現性や鮮やかさはSH902iSと同等で、FOMA 7シリーズの中では最大サイズということもあり、明るく見やすい。視野角を狭くできるベールビュー機能は搭載していないものの、ワンタッチで画面全体のコントラストを低くする「プライベートフィルタ」機能を用意し、電車の中などでものぞき込みを防ぐことができる。

PhotoPhoto メインディスプレイはSH902iS(左)と同じ2.4インチのモバイルASV液晶を搭載。ただしベールビュー機能はなく、替わりにコントラストを下げてのぞき込みを防止する「プライベートフィルタ」機能を用意している

 背面のサブディスプレイには、白色の文字が映える1インチのモノクロ液晶を搭載している。閉じたままで時刻の確認ができるほか、着信時には「着もじ」や、電話帳に登録があれば相手の氏名などが表示される。またiチャネルのテロップや、SD-Audioの再生中に楽曲名やアーティスト名を表示する機能もある。時計変わりに利用したい人などのために、サブディスプレイを常時表示するオプションがあるのもポイントだ。

 音楽再生機能の「モバイルオーディオ」を搭載しているのも魅力の1つ。楽曲を転送するためのSD-Jukebox(SD-Jukebox Ver.5.0 Standard Editionは3675円、旧バージョンからのアップグレード版は2835円)を入手する必要があるほか、miniSDメモリーカードと「イヤホンジャック変換アダプタ」か「平型ステレオイヤホンセット」などを購入すれば、SH702iSをオーディオプレーヤーとして活用できる。

 閉じた状態で右側面の[プライベートフィルタ]キーを長押しすれば、モバイルオーディオを起動して音楽が再生できる。ユーザープレイリスト作成し、好みの曲だけを再生したりはできないものの、全曲再生やランダム再生機能を備えており、通勤・通学途中に音楽を楽しむ用途には困らないだろう。

PhotoPhotoPhoto サブディスプレイには1インチのモノクロ液晶を採用しており、時計などが見やすい。着もじやiチャネルなどを表示することもできる。SD-Jukeboxを購入し、miniSDメモリーカードに楽曲を転送すれば、SH702iSのモバイルオーディオ機能が利用でき、音楽再生中は楽曲名やアーティスト名の表示も可能だ

700シリーズ初搭載の機能も

 赤外線通信機能は最新規格IrSimpleに対応しており、従来の赤外線(IrDA)での通信と比べて30倍高速に通信できるため、対応機器間では容量の大きなデータが容易にやりとりできる。携帯電話ではSH702iSのほかにSH902iS、「DOLCE SL」(SH902iSL)の3モデルが対応しているほか、富士写真フイルムのコンパクトなプリンタ「Pivi MP-300」やデジカメ「FinePix Z3」なども対応しており、より解像度の高い写真をPiviで印刷したり、SH702iSで撮影した写真をFinePix Z3の大きな液晶で確認したり、逆にFinePix Z3で撮影した写真をSH702iSの待受に設定したりもできる。

 700シリーズとして初めて、PC向けのWebサイトが閲覧できるフルブラウザを標準搭載しており、iモードに対応していないWebサイトに直接アクセスすることも可能だ。ブラウザは5つまでウィンドウを開くことができ、JPEGやGIF画像を本体に保存する機能も持つ。画面は十字キーでスムーズにスクロールでき、フレームを利用したWebサイトも閲覧できる。

PhotoPhoto 赤外線ポートは約4Mbps(IrDAの約30倍)の高速通信が可能なIrSimpleをサポートしている。同じくIrSimpleに対応したSH902iSやDOLCE SLと高速にデータのやりとりが可能なほか、対応プリンタや対応デジカメなど友スムーズに出板の送受信ができる。フルブラウザも700シリーズでは初搭載となる

 iモード経由でダウンロードしたiモーションデータや、iアプリのデータを外部メモリに記録しておけるコンテンツ移行も利用可能だ。容量の大きなminiSDを用意すれば、着うたなどをメモリ容量を気にすることなくダウンロードできる。PC経由でダウンロードした電子書籍を閲覧するブックリーダー機能も備える。

最新のセキュリティ機能やサービスに対応

Photo 決定キーを長押しするだけで簡単にPIMロックとダイヤル発信制限ができる「まとめて簡単ロック」など、最新のセキュリティ機能にも対応

 このほかPIMロックとダイヤル発信制限を簡単に設定できる「まとめて簡単ロック」を搭載。決定キーを長押しするだけでリダイヤルや着信履歴、メッセージの送信履歴やメールの送受信履歴が削除され、メール機能やアドレス帳へのアクセスが制限される。まとめて簡単ロック設定後のリダイヤルと、アドレス帳に記載された連絡先以外への発信もできなくなるので、手軽な操作でセキュリティが確保できるのも上位機種譲りだ。

 携帯を紛失した際には、ドコモに電話するか、Webサイト「My DoCoMo」にアクセスして端末の機能を遠隔ロックできる「おまかせロック」が利用可能だ。5月末から始まったばかりの、月額105円の有料サービス「電話帳お預かりサービス」にも対応。機種変更の際や万が一端末を紛失した際にも、簡単にアドレス帳やデータBOX内のデータを復元できる。相手の着信画面や着信履歴に10文字までのメッセージを表示できる新サービス「着もじ」、700シリーズではP702iのみが対応していた「プッシュトーク」や、2006年5月末に300万契約を突破した、情報をプッシュ配信するサービス「iチャネル」ももちろん利用できる。

SH702iSならではの機能も用意

 ユーザーインタフェースはSH902iSやDOLCE SLと共通で、決定キーでメニューを呼び出す操作性や、カメラキー、iモードキーなどの配置も同じだ。そのため、シャープ製端末からの買い換えであれば違和感なく操作できる。他社製端末からの乗り換えでも、独特な操作はないためそれほどとまどうことはない。Windows XPにある「最近使ったファイル」機能のように、メールやマイピクチャ、音楽、iモーションなどの履歴が表示できる「アクティブマーカー」や、待受画面に音声やメールの着信をアイコン表示し、十字キーと決定キーで簡単にアクセスできる「ストックアイコン」も健在だ。

 一方で、待受用のFlashやオリジナル壁紙は、SH702iSのオレンジ、ブルー、ホワイトの3つのボディカラーをイメージしたオリジナルのものを用意。特にオレンジからブルー、そしてホワイトへと色が変わるFlash待受はなかなかクールなイメージだ。壁紙も派手すぎないシックなものが内蔵される。メニュー表示も各色に合わせたテーマが用意されている。

PhotoPhotoPhoto 左からオレンジ、ブルー、ホワイトのイメージに合わせて用意されているメニューのテーマ。もちろん3種類とも各機種にプリインストールされているので、好みに合わせて変更できる

 また、デコメール機能を充実させているのが目を引く。メールに背景画やアニメーションする画像を貼り付けられたり、文字の色を変えたり、文字を動かしたりしてより多彩な表現が可能になるデコメールは、若者を中心に利用者が増えている機能だ。SH702iSでは17種類のテンプレートを用意しているほか、“Love”“やった!”“お願い”などの名前が付いたデコメール用のピクチャが208種類もプリインストールされている。ファイル名には送り先やジャンルなどにカテゴリー分けされた名前が付けてあり、画面に9つずつ表示しながら選べるので、凝ったデザインのデコメールも手軽に作成できる。またデコメ署名に対応しており、メールの冒頭や署名部分にデコレーション済みの文字を挿入できるようになったため、従来より手軽にデコメールが楽しめる。

PhotoPhoto デコメールのテンプレートやピクチャーを豊富に用意するのも本機の特色だ。特にデコメールピクチャーは208種類をプリインストールしており、さまざまなバリエーションの中から選択できる

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提供:シャープ株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年8月31日