富士写真フイルムは5月30日、「IrSimple」による高速赤外線通信機能を備えたコンパクトデジカメ「FinePix Z3」を発表した。6月下旬発売で、価格はオープン。店頭予想価格は4万円前後。
有効512万画素数の1/2.5型「スーパーCCD ハニカムV HR」を搭載。レンズは35ミリ判換算で36〜108ミリのフジノン光学式3倍ズームで、5.7倍のデジタルズームを備えた。記録可能な最大画素数は2592×1944ピクセル。
ISO1600相当での高感度撮影に対応し、ワンタッチでISO感度とシャッター速度を自動で設定する「ブレ軽減モード」を採用した。手ブレを低減できるほか、動きの速い被写体のブレを防ぐことができるという。
また、撮影モードやシーンに最適な光量で発光する「iフラッシュ」、画像信号からノイズを分離・排除するダブルノイズリダクションを行う「リアルフォトエンジンII」を搭載し、夜景や暗い店内などのシチュエーションでも見た目に近い写真を撮影できるという。さらに、一度のシャッターでノンフラッシュ撮影とフラッシュ撮影を行う「高感度2枚撮り」機能も備えた。
デジタルカメラとしては「世界初」(同社)となるIrSimple規格での高速赤外線通信機能を備えた。Z3同士での画像の転送や交換のほか、同時に発表されたモバイルプリンタの“Pivi”「MP-300」へ転送することでワイヤレスでプリントすることができる。また、ドコモ「SH902iS」などIrSimpleに対応した携帯電話への転送も行える。
主な仕様は以下のとおり。
製品名 | FinePix Z3 |
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有効画素数 | 512万画素 |
撮像素子 | 1/2.5型 有効約512万画素スーパーCCDハニカムHR(原色フィルター採用) |
レンズ | フジノン光学式3倍ズーム |
ズーム | 光学3倍/デジタル5.7倍 |
焦点距離 | 6.1〜18.3mm(35mm換算:36〜108mm)、F3.5〜4.2 |
記録メディア | xDピクチャーカード |
液晶モニター | 2.5型TFT液晶(約23万画素) |
電源 | 専用リチウムイオンバッテリー(NP-40)、ACアダプタ |
電池寿命 (CIPA規格) | 約200枚 |
サイズ | 90(幅)×55(高さ)×20(奥行き)ミリ(突起部含まず) |
重さ | 約130グラム(本体のみ)、約150グラム(付属バッテリー、xDピクチャーカード含む) |
価格 | オープンプライス(予想実売価格:4万円前後) |
発売時期 | 6月下旬 |
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