富士写真フイルムは2月15日、コンパクトデジタルカメラ“FinePix”新製品「F10」「Z1」「A350」「A345」計4機種を3月から順次発売すると発表した。価格はオープンで、市場予想価格はF10が5万円前後、Z1が4万5000円前後、A350が3万円前後、A345が2万円前後になる見込み。
F10は、新開発の有効630万画素「スーパーCCDハニカムV HR」と「リアルフォトエンジン」を搭載することで、6メガの高画素でISO1600という高感度の撮影が可能になった。この高感度撮影を生かす“おまかせモード”として「ナチュラルフォトモード」を用意。「高感度によって室内など暗い場所でも手ブレせず、しかもノイズの少ない写真を撮影できる」(同社)
液晶モニタには明るく見やすい2.5インチの大画面TFT液晶ディスプレイを搭載。3コマ前までに撮影した画像を表示させながら比較撮影ができる「アシストウィンドゥ」機能も備えた。レンズは光学3倍ズームで、焦点距離は35ミリ判換算で36〜108ミリ相当。
リアルフォトエンジンにより、シャッタータイムラグ最短約0.01秒、起動約1.3秒、撮影間隔最短約1.1秒と高速動作を可能にした。記録メディアはxDピクチャーカード。バッテリーは大容量タイプのリチウムイオン充電池を採用。省電力設計により最大500枚(CIPA規格準拠)の撮影が可能。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | FinePix F10 |
---|---|
撮像素子 | 1/1.7型有効630万画素スーパーCCDハニカムV HR(原色フィルター) |
記録画素数 | 静止画:2848×2136/3024×2016/2048×1536/1600×1200/640×480ピクセル、動画:640×480/320×240ピクセル(30fps) |
記録形式 | 静止画:JPEG(DCF、DPOF、Exif 2.2準拠)動画:Motion JPEG(AVI)、音声:WAVE(モノラル) |
レンズ | 8−24ミリ(35ミリカメラ換算で36−108ミリ相当)、F2.8−F5 |
撮影距離 | 約60センチ−∞(マクロ時広角:約7.5−80センチ) |
電子ズーム | 最大6.2倍 |
感度設定 | AUTO、ISO 80/100/200/400/800/1600相当 |
ファインダー | ― |
ディスプレイ | 2.5インチTFTカラー液晶(約11.5万画素、視野率約100%) |
記録メディア | xDピクチャーカード |
電源 | リチウムイオン充電池 |
サイズ | 92(幅)×58.2(高さ)×27.3(奥行き)ミリ |
重量 | 約155グラム(本体のみ)約200グラム(撮影時) |
実売予想価格 | 5万円前後 |
発売時期 | 3月 |
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