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神尾 今回のau参入でシャープは3キャリアに端末を投入することになったわけですが、シャープらしさを維持しつつ、各キャリアに向けて端末の差別化していくのは難しいのではないでしょうか。
中田氏 確かにそうです。同じような製品を出すというのは(日本市場では)難しいです。デバイスのよさなど基本的な部分ではシャープらしいこだわりを持ちつつ、各キャリアのユーザーに求められているのは何か、という点を考えています。
神尾 シャープから見たauのイメージとはどんなものですか?
中田氏 これは(W41SHの)開発スタッフ全員の意見なんですけど、「楽しいケータイ」のイメージが強いキャリアですね。日常的に使うサービスでの満足感も高いと感じています。
またauはパケット料金定額制の加入率の高さに見られるように、(さまざまなサービスを)積極的に使うユーザーが多いですから、メールをはじめサービスの使いやすさを重視して開発しました。
神尾 KDDIとしては、今後のシャープに何を期待していますか?
松井氏 今回(W41SH)はベーシックな魅力の高い端末でしたが、今後はハイエンドに期待するお客様の声にも応えられるモデルを開発していただければと考えています。ベーシックとハイエンド、どちらもお願いしていきたいです。
神尾 個人的には“auでシャープのハイエンドモデル”というのは期待したいところですね(笑) 特にワンセグにはユーザーの注目も集まっています。
中田氏 シャープとしてもワンセグはこれからの基本機能の1つだと考えています。ワンセグの視聴エリアが全国に広がることで、さらにニーズは高くなるしょう。
神尾 シャープは端末販売シェアの強豪になり、最新の調査ではナンバーワンになりました。auに参入して、3キャリアへの供給体制も築いた。AQUOSケータイのように強力なブランドもある。その上で、これから何を目指すのでしょうか。
中田氏 お客様からのご要望については、応え切れていない部分も多くありますから、それらに応えていかなければなりません。au向けはようやく1号機を出したばかりです。今後は、ユーザーの皆さんにさらに満足していただけるラインアップを展開していきたいと考えています。
神尾 auユーザーのシャープへの期待は大きそうですから、W41SHを皮切りに、今後のラインアップ拡大にはぜひ期待したいですね。auにとってもそれは、他キャリアとの競争の武器になりそうです。
本日はどうもありがとうございました。
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提供:シャープ 株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年12月10日