KDDI,Javaサービス「ezplus」を7月4日開始KDDIは,7月4日に携帯電話によるJavaサービス「ezplus」を開始する。アプリケーションの詳細と2つの対応端末も発表された。
KDDIは6月25日,携帯電話向けJavaサービス「ezplus」(5月17日の記事参照)を7月4日から開始すると発表した。同時に対応端末として日立製作所製の「C451H」が発売される。また,8月にはカシオ計算機製の「C452CA」も発売が予定されている(端末の詳細はこちら)。
KDDIのJavaサービスの特徴は以下の3点だ。
また,端末内に保存されているアドレス帳や位置情報などの個人情報,現在時刻などの情報をアプリケーションから利用できる。 ezplus通信とは,「おしゃべりモード」などに利用されている「0.数秒で送信できる」(高橋氏)Cメールを改良したもの。ezplusアプリケーション同士が高速にデータをやり取りすることを可能にしている。 モバイルエージェント機能は,オムロンが開発したミドルウェア「Jumon」を利用して,コミュニケーション型アプリケーションや対戦型アプリケーションを簡単に実現するもの(2000年10月の記事参照)。 32コンテンツ,92アプリケーションが登場7月4日のスタート時には,ゲームとコミュニケーションを中心に,32コンテンツ,92アプリケーションが登場する。「最初の段階では分かりやすいコンテンツとして,ほとんどがゲーム系とコミュニケーションツールだ」(高橋氏) NTTドコモやJ-フォンのJava仕様では,Javaアプリケーション同士の直接通信を許していない。端末同士がピア・トゥ・ピアで通信を行うことが可能なezplus通信とモバイルエージェント機能は,開発者側でも腕のふるいどころのようだ。 また50Kバイトとという大容量のファイルサイズも,特徴あるアプリケーションの開発に貢献した。Javaを使ったアニメーションメールサービス「Love!アニメール」を提供予定のメディアソケットは「50Kバイトの中に31パターンの絵が入っている。(仕様としての)魅力は50Kバイト」と語る。 モバイルエージェントを使ったコミュニケーションツール「スキスキペアキャラ!」を提供予定のバンダイネットワークスも,「(ドコモの仕様では)クオリティの高い画像を使おうとすると苦しむ。50Kバイト(の容量)はありがたい」と言う。 ただし,http通信がサポートされておらず,インターネット上のサーバと通信が行えないのは大きな制限となるかもしれない。「コミュニケーション系(のアプリケーション)では(背景画像などの)更新の頻度を上げたい。http通信ができないのはつらい」(メディアソケット) もちろん,秋に予定されている次フェイズのJavaではhttp通信もサポートする(4月12日の記事参照)。「秋に向けてサーバ間の通信ができるようにしている。そのときにはビジネス系のアプリケーションも作りやすいものになっている」(高橋氏) 次フェイズのJavaでは,http通信のサポートに加え,gpsOne(4月4日の記事参照)を使った位置情報のサポート,WAP 2.0対応のWAP2001ブラウザ(2月21日の記事参照)への対応などが予定されている。
特徴分かれた3社のJava1月にNTTドコモ(1月18日の記事参照),6月にはJ-フォン(6月19日の記事参照が,携帯電話Javaサービスを開始し,KDDIは国内では3社めとなる。 3社のJava仕様の主な違いは以下の通りだ。
[斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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