携帯電話は折りたたみばかりになってしまうのか?ドコモの503iSシリーズが,P,F,N,D,SOと5機種出揃った。実はすべてが折りたたみ型。ストレート型に未来はないのか?
三菱電機製の「D503iS」とソニー製の「SO503iS」が発売され,NTTドコモの「503iSシリーズ」5機種が出揃った。先週のアクセスランキングでも,ドコモの503iSシリーズが上位を独占。驚くべきことに,すべてが“折りたたみ型”だ。 折りたたみが使いやすく人気なのは確かだが「折りたたみ型」「背面液晶」「TFT液晶」が,人気機種の必須要素になるのではないか? という記事が先日掲載されたが(8月20日の記事参照),まさに最新機種はこの流れそのままだ。 上の写真を見て,どれがどれだかすぐに分かる人はどのくらいいるだろう? “自動車をイメージした”というとりわけ近未来的な「P503iS」(左)を除くと,どの端末も一様に折りたたみ型で背面液晶搭載。見た目はそっくりだ。 確かに,折りたたみ型の携帯電話が売れている。「写メール」で人気のJ-フォン端末も,「売れるのは折りたたみ型のJ-SH07。ストレート型のJ-T06やフリップ型のJ-D05は思ったほど売れていない」とある関係者は語る。 端末メーカーも,「大画面を搭載しようと思ったら折りたたみ型がベスト。ストレートタイプではきつい」と語っている。“キャリアと共同開発”というよりも“メーカー提案型”といわれる“セカンド”シリーズでは,より売れそうな折りたたみ型が増えるのも納得できる。 NTTドコモのFOMAでも,10月1日に登場するのはすべて折りたたみ型。携帯電話は折りたたみ一色になってしまうのだろうか? ただしストレートタイプにも巻き返しの可能性はある。例えば強度の問題。ヒンジという可動部を持つ折りたたみ型は,どうしても筐体の強度が低下する。最初期の折りたたみ型にヒンジのトラブルが多発したことを耳にした人も多いだろう。カシオ計算機の「C452CA」といった耐水・耐衝撃性を持つ携帯電話は,ストレートタイプでなければ実現が難しい(6月25日の記事参照)。 また重量の面でもストレート型は有利だ。今でこそ“重さ”を気にする人は減っているようだが,常時持ちあるくものだけに重さに永遠の課題。WORLD PC EXPO 2001には「スライド型」という新フォルムの携帯電話も展示されるなど(9月20日の記事参照),折りたたみ型以外の可能性を示した。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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