動画クリッピングはキラーコンテンツとなるか?ドコモはFOMAで「iモーション」,KDDIは新端末で「ezmovie」。2キャリアが年内に動画クリッピングサービスを開始する。
先週のアクセスランキングの上位には,FOMA向け動画クリッピングサービス「iモーション」の記事がランクイン。期待の高さをうかがわせる。 高速なデータ通信を可能にしたFOMAにとって“ビジュアル”機能は大きなアピールポイント。しかし発表直前になって動画配信サービス「M-stage visual」は延期され,ビジュアル機能はテレビ電話のみになってしまった(9月3日の記事参照)。 そんな状況で期待を一身に集めるのが,iモードコンテンツとシームレスに連動し,短時間の動画を視聴できるiモーションだ。現在発売中のFOMAでは見ることができず,年内とされている新FOMA端末が必要になるが,FOMAのキラーコンテンツになり得るかどうかに注目が集まる。 FOMAと同時期に動画クリッピングを始めるKDDIiモーションと同時期,12月にはKDDIも動画クリッピングサービス「ezmovie」を始める。こちらはネットワークはcdmaOneのままで,64Kbpsの速度で動画を受信できる。 技術的には似通ったもので,どちらも動画の圧縮にMPEG-4を使い,コンテンツの長さは15〜30秒程度。パケット通信を使って送るところも同じだ。
通信コストに関しては,iモーションではFOMAのパケット料金体系をそのまま使う。ezmovieでは詳細は未公開だ。 第3世代携帯電話で長い映像を見ることには否定的な意見が多いが,短い映像は評価する関係者が多い。テレビ電話などのサービスには否定的なクアルコム・ジャパンの松本徹三社長も「映像は人寄せパンダだ。1本10秒程度のものを要所要所に流すのがいい」と語る。ただし「メイン(のコンテンツ)にしてはいけない。あっという間に(回線が)パンクする」という指摘も。 現在の課題は,iモーション vs ezmovieというよりも,“携帯で映像を見る”というスタイルが定着するかどうか。年末のサービス開始が期待される。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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