SH505iS特集オリジナルモード機能で撮影設定のセットを登録ほかの撮影関連機能や設定も見ておこう。 画像サイズはiショット(S)から2Mピクセル記録まで7段階。カメラとして使うときは、VGA、XGA、2Mのどれかを選ぶのがいい。なお、2M時は1224×1632ピクセル。一般的な200万画素(2M)デジカメは1600×1200なのでそれよりほんのちょっと大きい。 撮影時の画質(圧縮率)は3段階ある。 夜景やスポーツなどのシーン別撮影、ピクチャーライトの色、自動保存モードのオン/オフ、なども用意されている。 そういった機能や設定の中で注目したいのは二つ。 ひとつは全画面表示だ。SH505iSは全画面モードを用意し、2.4インチの液晶画面全体で撮影できる範囲を100%表示することができる。文字通り見たままが写る。 もうひとつはオリジナルモード。これはあらゆる撮影に関する設定の組み合わせを記録しておく機能だ。画像サイズやAFモード、全画面表示のオン/オフ、保存先などの組み合わせをセットできるのだ。このセットを二つ記録できる。これが液晶を閉じてカメラとして使うときに便利なのである。 サブディスプレイの下にある三つのボタンのうち、真ん中のボタンを押すとサブメニューが出る。でもサブディスプレイは小さいので全メニューを表示しても使いづらい。その代わり、サブメニューに「オリジナル1呼び出し」「オリジナル2呼び出し」が用意されているのである。あらかじめよく使う設定を二つ用意しておけば、一発でそのセットを呼び出せるのだ。 例えばオリジナル1にAF切替の「接写」を登録しておけば、接写撮影をしたいときはオリジナル1を呼び出せばいいのである。 SH505iSの画質はすごい前置きが長くなったが、いよいよ実際の画質を見てみよう。 それが、かなりきれい。結論からいってしまうが、今までのカメラ付ケータイの中で最高のデキといっていいだろう。それは画素数の問題だけではない。例えば、SH505iとSH505iSを比べてみよう。 202万画素のSH505iSのほうが100万画素のSH505iよりディテールが細かく出ているのは当然として、青空の色、後ろに見えるマンションの色、上部にかぶっている木の枝の色、全体のホワイトバランス。すべてにおいてよくなっているのが分かると思う。色とディテールとダイナミックレンジと解像感。すべてにおいて前作を上回るクオリティだ。 続いて、井の頭の弁財天を。 こういう神社仏閣系は輝度差が大きくて難しい被写体だが、暗部がノイジーではあるものの、ホワイトバランスも合っているし、赤もきちんとでている。直射日光が当たっている屋根や空が白トビしているが、本職のデジカメでもこのへんはトんでしまうものなので気にしなくていい。 次はAFがきちんと働いていることを示す1枚を。 紅葉をちょっと上から撮ってみた。標準モードのAFで普通に撮っただけだが、きちんと紅葉にピントが合い、背景はぼけている。 最後にマクロの例を。AFをマクロモードにして花を撮ってみた。最短で10センチまで寄ることができる。 |