FOMAシリーズ初のフルブラウザ機能を標準搭載

ケータイでインターネットをもっと便利にするN901iS

 一新されたデザインと共に、「N901iS」の大きな特徴がフルブラウザの搭載だ。iモードとの連携やシームレスな操作性を実現することで、単にフルブラウザを搭載しただけでなく、iモードと相互補完するようにフルブラウザを活用できるようになっているのも特徴だ。

iモードからシームレスにフルブラウザを

 FOMAでは初めて標準機能としてフルブラウザを搭載したのがN901iS。フルブラウザにはiモードブラウザと同じACCESS製のブラウザを採用しており、iモードと同じ操作性で使えるのがポイントだ。またN901iSの特徴の1つであるニューロポインタにも対応しており、標準機能としてフルブラウザが搭載されるメリットを活かしたシームレスな使い勝手を実現している。


フルブラウザの使い勝手を格段に良くしてくれるニューロポインター。上下左右の自在なスクロール、リンクのクリックなどが可能で、もちろんiモード時にも利用できる

 そのN901iSならでは──といえるのが表示中のiモードサイトと同じURLで、フルブラウザを起動できる機能だ。iモード画面で「機能」キーを押し、「上キー」を1回押すだけでメニューからフルブラウザを起動できる。メニュー内では一番最後に割り付けられているが、逆向きにアクセスすることでより少ない手順でフルブラウザを起動できる。

 例えば最近は街中の広告などでもWebサイトのアドレスが書かれていることが多い。特にiモード向けと表記がなくても、Webサイト側でブラウザを自動認識してiモード用の表示を行ってくれる場合もあるが、PC専用のサイトだったりすると、iモードでのアクセスを拒否されたり、表示が乱れてしまう場合も多い。iモードでURLを直に入力してみたが、うまくサイトが表示されない……。こんなときでもURLを再入力することなく、フルブラウザに素早く移行できる。


このようにiモードで閲覧中のサイトを、そのままフルブラウザに切り換えて閲覧できる。iモードでは非公式のポータルサイトなどではブラウザをチェックして表示を変更している場合が多く、このようにフルブラウザに切り替えてもシームレスにアクセスできる

 今大流行しているブログも、多くがiモードからアクセスできるが、画像が画面サイズに制限されたりして不便を感じる場合もある。こんなときもフルブラウザに切り替えれば、オリジナルサイズの画像を簡単に表示できる。

iモードでは画像サイズが縮小され、さらにファイルサイズの制限から完全に表示されないような画像でも、フルブラウザに切り替えれば本来のサイズで表示される。オークションサイトなどで商品の写真をしっかり確認したい、なんてときにも便利そうだ

 フルブラウザ機能は、携帯電話からメールで投稿できるモブログのユーザーにも便利だ。モブログはメールで簡単に投稿できるが、「画像を差し替えたい」「レイアウトの設定を変えたい」といった作業は、通常PCからアクセスする必要がある。N901iSであれば、このような場合でもiモードからフルブラウザに切り替えてさっと作業することができる。N901iSのフルブラウザはファイルのアップロードにも対応しており、miniSDカードに保存された画像などもブラウザからアップロードできるのだ。


フルブラウザではWebからのアップロードにも対応。アップロード可能なファイルサイズは80Kバイトだが、VGAサイズ程度なら十分アップロード可能だ

 また、タブブラウザのように複数のページを同時に読み込み、切り替えて表示できるマルチウインドウ機能も役に立つ。例えば設定画面とブログの画面を同時に読み込み、設定を変更したらワンタッチでブログの画面に切り替えて、リロードを実行することで反映された画面をすぐに確認できる。ウインドウ切り換えもワンボタンで行えるのだ。

 iモードではさまざまなサービスが提供されており、iモード向けにカスタマイズされたコンテンツは軽快で操作性も良く便利だ。半面、サービスとしてはサブセットの場合もある。例えばオンラインバンキングなどでは、明細表示が簡略化されたり、振り込みはPCで事前登録した相手先にのみ、という制限が加わる場合もある。こんな時は必要な操作だけをフルブラウザで、後はiモード向けコンテンツで軽快・確実に、と使い分ければサービスがより便利に使える。

フルブラウザで検索エンジンも徹底活用

 今やインターネット利用で欠かせないのが、GoogleやYahoo!に代表される検索エンジンだ。フルブラウザから検索エンジンを利用すれば、インターネット上のすべてのコンテンツから必要な情報を検索できる。

 N901iSのフルブラウザは2つの表示モードを持ち、閲覧しているサイトに合わせて切り替えることができる。検索エンジンの検索結果など文字中心の場合は横スクロール不要の通常表示で、レイアウトに凝った一般的なサイトは、PCと同じレイアウトで閲覧できる当倍表示で──と便利な使い分けが可能だ。また通常表示と等倍表示の切り替えも素早いので、通常表示の検索エンジンから、リンク先へ移動して等倍表示に切り替えといった使い方でもストレスがたまらない。

googleで「N901is」をキーワード検索。検索画面は通常表示で、リンク先は等倍表示で、といったようにサイトのデザインに合わせて切り替えて閲覧すると快適だ

 また、横スクロールが必要になる等倍表示でも、ニューロポインターを使うと上下左右に素早くスクロールできる。ニューロポインターを4辺に移動すればスクロールでき、画面単位での素早いスクロールも可能。この使い勝手はN901iSならではのものだ。またリンクのクリックもニューロポインターで行えるので、操作性はとてもPCに近い。

 検索エンジンを利用する際にも、マルチウインドウ表示は役に立つ。検索エンジン側でリンク先を新しいウインドウで開く、またはN901iSのフルブラウザが持つ「新しいウインドウで開く」機能を利用すれば、検索結果のウインドウを残したまま、複数のリンク先を同時に読み込み、ワンタッチで切り替えながら閲覧できる。「戻る」を多用しなくても済むのは、検索エンジンの利用においてはことのほか便利なのだ。


ニューロポインタを上下左右の画面端に移動すると,画面単位でのスクロールが可能なボタンが表示され、簡単に画面単位でのスクロールもできる




リンクが新しいウインドウでの表示になっていなくても、「機能」から「新ウインドウで開く」を選択すると,選択しているリンクを新しいウインドウで開き、マルチウインドウ機能を活用できる。検索エンジンの利用時には検索結果を残しておくことができるので、特に便利に使える

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