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ボーダフォン、業績下方修正〜コストの増加により

ボーダフォンホールディングスが2004年の通期業績見通しを下方修正した。当期純利益は1140億円の赤字となる見込み。「ハッピータイム」などの割引サービスの浸透や、端末買換インセンティブの積み増しによってコストが増加したのが理由。

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 ボーダフォンホールディングスは1月28日、2004年3月期の通期連結業績見通しを下方修正した。経常利益は前期の1220億円の黒字に対し、通期では1870億円になる見込み。当期純利益は1140億円の赤字を見込む(前期は700億円の黒字)。

 下方修正の理由としては、「市場環境の悪化と将来への布石として行った施策によるコストの増加。買い換えインセンティブの増加」を挙げた。

 ボーダフォンは10月から「ハッピータイム」「ハッピーボーナス」「ハッピーパケット」といった割引サービスを導入(2003年11月の記事参照)。加入者増に結びついた反面、コスト増を招き、下方修正の理由となった。また10月から買換インセンティブを積み増したことで、買換率は上がったが関連費用も増加した。社名変更もコスト増の一因だとしている。

 買換インセンティブは、端末販売時に携帯キャリアが販売店に支払う販売奨励金。端末1台当たり3万〜4万円が費やされるといわれている(2003年10月の記事参照)。

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