300万画素端末「W41T」「W41K」のカメラを比較する(画質編):荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)
auの春商戦向け「W41シリーズ」だが、323万画素CCDだったり、317万画素で手ブレ補正だったりとなかなかカメラスペックが高い。本日から2回に分けて「W41T」と「W41K」のレビューをする。
両者は同じ日に同じ場所で撮ったものだが、W41Tの方は赤い「のぼり」の一部で激しく色が転んでいて、赤が黄色になってしまっている。W41Tはときどき、こういうことがあった。極端にコントラストが高いシーンや、ホワイトバランスが合いづらいシーンで大きく“外して”しまうのである。それが残念。
次はW41Kの「手ブレ補正」をチェック。電子式手ブレ補正なので、光学式ほど強力ではない。
今回いろいろと試してみたが、「手ブレ補正」をオートにしたから写りがおかしくなったとか、手ブレが目に見えて補正されるというほどの実感はなかった。
そんな中から比較的手ブレ補正の効果がでたかな、という写真を2種類どうぞ。
結構よかったW41K もうひとがんばりのW41T
というわけで、微妙にW41CAにも参考出品してもらいつつ、W41TとW41Kの画質を見てみた。
W41Kは300万画素らしいディテールと、こってり系の鮮やかさを持つ絵作りで、なかなかよい。AFもちゃんと決まるし、手ブレ補正の効果は絶大とはいえないが、手ブレ補正がないにしろ、このAF付き300万画素はかなり使える。
W41Tも基本画質は悪くないが、パンフォーカスゆえにディテールの甘さが出たこと、またホワイトバランスや発色の面で不安定さを見せたこと、そして何より「ナゾのマクロ機能」が気になる。300万画素CCDを搭載するほどカメラに力を入れるなら、AFを付けるなり、しっかりしたマクロモードを付けるべきではないか。その辺が残念なところだ。
次回はW41KとW41Tの個別機能、および使い勝手を確認する(続く)。
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