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もうひとつ先の“ケータイのある生活”を提案──auの「another work*s」プロジェクト(2/2 ページ)
KDDIはブランドやアーティストのコラボレーションを通じ、“携帯のある生活”をさらに豊かにするライフスタイル提案プロジェクト「another work*s」を開始する。ちょっとした感性とひらめきで、例えば普段何気なく使う携帯の充電器もここまで楽しいものになっていく。
冨田靖隆さんによる「Feather fringe strap」。オートクチュールに使用する髪飾りにインスパイアされて思い浮かんだという。携帯本体の素材とは対極となる、羽毛特有の質感や柔らかさをストラップを通してファッションなどとも共存させたいという
MicroWorks(海山俊亮さん)の「VINE」。携帯の充電器はそもそも黒でなければならないのか──こんな発想で生まれた。「自然の蔓から栄養素をもらって元気になるケータイ」と想像してみると、携帯にもいっそうの愛着がわくかもしれない
MILE(下山幸三さん、松尾伴大さん、甲斐健太郎さん)による「Wormy」と「Green」。Wormyは虫食いの葉っぱをモチーフに、イヤフォンなど携帯周りのケーブルをまとめるもの。ぶら下がる“みのむし”っぽい演出など、無機質なケーブルリール製品とは違う遊び心が心地よい。Greenは「ケータイがひと休み」するための、柔らかな芝生をイメージしたゴムマット。長めの“草”が生えており、着信によるバイブレータが動作すると生き物のようにぷるぷるふるえる。殺伐とした机の上を緑のある公園のようにしてしまい、気持ちも晴れやかに──という狙いがあるようだ
「+81」作品
enamel.(石岡良治、紗佑里さんによるデザインオフィス)による「oyasumi & ohayo」。「ケータイを枕元に置いて眠る」という行為を携帯収納ポケットを取り付けたクッションポスターという形態で表現した
OHGUSHIさんによる「Rhythm1/Rhythm2」。携帯の人とのコミュニケーションによって生じる心の躍動感──リズムを筆の勢いで表現した作品。日本人の言葉の奥深さや美しさを大切にしたいという願いをこめて、古来から伝わる墨と筆、和紙を用いて仕上げたという
黒田潔さんによる「The Red Dark(赤の闇)、The Golden Dark(金の闇)」。夜の森の闇の中で、携帯電話が放つ淡い光りに集まる生き物と花、草木を表現。イラストを半立体的に仕上げ、光と陰を創り出している
浜田武士さんによる「Zwischen、Punkt」。Zwischenは白い筐体の携帯に対して、何かが更新されているようなグラフィックイメージ、Punktは銀の筐体の携帯に対して、自分と他社との“つながり感”をトビラや鏡のようなイメージで反射する紙とともに立体的に表現。現在はデジタルであることがあからかまに表出する時代ではなく、すでに内面化され、自分たちの感覚にとけ込んでいる時代が到来していることをイメージしているという
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