レビュー
写真で解説する「URBANO」(3/3 ページ)
50代の“アクティブなオトナ”はどんな携帯を必要としているのか。シャープ製の「URBANO」は、この“ふと生じていた意外に大きな隙間”のニーズを研究し、それを担う端末として誕生した。高級腕時計を連想させる上質なデザインに、ワンセグやおサイフケータイなどのトレンド機能と使いやすさへの工夫を両立して盛り込む。
搭載する機能の中で、特に“アクティブなオトナ”の想定ターゲットに沿った、内蔵カメラで最大5倍に拡大して表示できる「カメラルーペ」や名刺の文字列を読み取れる「名刺リーダー」、3軸加速度センサーで歩数や消費カロリーを計測できる「歩数計」、カップまでの距離を計測できる「ゴルフスコープ」なども便利に使えそうだ。
中でも、ゴルフスコープは今までの他社携帯にもなかった新しい機能だ。規格で決められているピンの高さをもとにカップまでの距離を三角測量で計測する、よくあるゴルフスコープ製品と同じ仕組み。カメラを「ゴルフスコープ」モードに切り替え(あるいは待受画面で[9]キー長押しで起動)、ファインダーに写るピンの上下をマークするだけで使える。
歩数計機能を装え、歩行距離や消費カロリー、脂肪燃焼量を容易に計測できる。時間別、日別、週別の履歴をグラフ表示する機能などもある。これとは別にauのスポーツ支援サービス「au Smart Sports」にも対応し、「Run&Walk」アプリもプリインストールする
カメラはAF付きの有効203万画素CMOS。AFは自動的に合わせてくれる(発話キーでAFロック操作も可能)。ダイヤルキーに各種設定のショートカットが割り当てられており、[0]キーで操作ガイドが開く。横向きにして側面のマナーキーでも撮影可能。ただ、写真の向きは本体の向きとは連動しない(ワンセグでできるのなら、カメラでも対応してほしかったので残念)
カメラを使って、3倍/5倍に拡大できる「カメラルーペ」機能。新聞の株式情報欄など小さな活字を判別する際などに便利。「静止」してじっくり確認することもできる。このほか、シャープ端末でおなじみの「名刺リーダー」機能も備える。名刺の文字列を読み取って文字化。そのままアドレス帳へ登録できる(左)。カメラ機能を応用した「ゴルフスコープ」もおもしろい。ゴルフ場でピンを撮影すると、カップまでの距離を計測してくれる(右)
メインメニューから直接アクセスできる“オトナ向け”のau one ポータルサイトを別途用意するのも特徴の1つ。目的別に見やすくシンプルに構成したメニューデザインとともに、想定ユーザーに沿ったレコメンド企画をあわせて展開していく。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
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