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イー・モバイル、月間300Gバイト以上の利用者に通信速度制御──10月1日から
イー・モバイルが、通信品質確保のため、極端に通信量が多いユーザーの通信速度制限を10月1日から開始する。前々月の利用実績が300Gバイトを超えたユーザーに対して制限をかけるという。
イー・モバイルは7月17日、データ通信の品質を確保するため、連続的かつ大量の通信を行っている一部ユーザーに対して、通信速度の制限を行うことを明らかにした。具体的には、前々月の利用実績が1カ月間で300Gバイト以上だったユーザーに対し、通信速度の制御を行う。10月1日から運用を開始する。
同社は5月1日から、ネットワークの品質と公平性確保を目的として、「帯域制御の運用基準に関するガイドライン」に基づき、大量の通信を継続して行っているユーザー向けの対策を検証してきた。その結果、ほかのユーザーの通信品質向上が確認できたため、本格運用に踏み切る。なお検証は7月17日をもって終了とし、9月30日までの間は制御は行わない。
通信速度の制限は、前々月の利用実績をもとに、当月1カ月間行う予定。2カ月連続で月間300Gバイトを超えている場合は、2カ月続けて制御が行われる。自分が通信速度制御の対象かどうかは、My EMOBILEのデータ通信量を参照することで確認できる。1カ月間の通信量が25億1658万2400パケット以上の場合が該当する。ちなみに平均的なイー・モバイルユーザーの月間データ通信量は1Gバイト未満だという。
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