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人を撮るならどれ?――ドコモ夏の“カメラケータイ”比較(顔認識編):荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)
前回の基本編で紹介できなかった人物写真の撮り比べに加え、パノラマ撮影機能も比較する。顔認識や笑顔検出機能の違いを見てみよう。
パノラマ写真
今回、4端末のうちSH-06A、F-09A、N-06Aの3端末がパノラマ撮影機能を持ってたので、ちょっと撮り比べてみた。
SHとNは端末を手にして横方向に(というか、身体を中心に)回転させると、自動的にパノラマ写真を撮ってくれる。Fは指示に従って写真を1枚ずつ連続して撮影するとカメラ内で合成してくれるタイプだ。
観光地へ行くと撮ってみたくなるパノラマ。上下の画角や縦横のバランスを考えると、SHが一番扱いやすいかなと思う。
人を撮るなら……どれがいい?
今回、撮っていて一番楽しかったのがFだった。人を見つけるのが速いことと、笑顔度がパーセント表示されること。それがやはり楽しい。屋外なら画質も充分にいい。
ただ、前述したようにシャッタータイムラグがちょっとあるので、構図をちゃんと決めて撮りたい場合は、子供よりは大人を撮る方が向いているだろう。
子供をパシャパシャ撮りたいなら、チェイスフォーカスやコンティニアスAFがあるSHが便利だ。笑顔や振り向き機能を併用して、カメラ任せでどんどん撮るのが楽しいかも。あとは、暗所での顔検出やAFの精度がもっと高まればよいのだけど。
Pはデジカメ感覚で気軽に撮れる。半押しによるAFロックのクセをつければ、さっと取り出して、さっと顔を見つけて、さっと撮れる。撮影間隔が非常に短いので、連続して何枚も撮れるのも魅力的だ。
Nはくっきりした色が魅力的。細かい機能の使い勝手はいまひとつだが、オートで人を撮るのなら、それもあまり問題ではないだろう。
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